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採用サイトの効果的なコンテンツ|成功事例をもとにポイントを解説

鈴木 智華

2024.03.12

2024.12.24

近年の日本では少子高齢化や労働人口の減少により、企業の人材確保競争が激化しています。そんな中で自社が求める人材の応募を増やし、採用につなげるためには、採用サイトを活用して自社情報を積極的に発信することが重要です。

そこで今回は効果的な採用サイトのコンテンツを解説します。

採用サイトでコンテンツが重要な理由 

採用サイトにおいてコンテンツが重要である背景には下記があります。

  • 求職者への情報提供(理解度向上)

  • 応募前の疑問・不安の解消(応募促進)

  • ブランドイメージの強化(競合他社との差別化)

採用サイトにおける最大の目的は、マッチ度の高い人材を募ること。

企業のビジョン、ミッションや募集要項、社内制度などの情報発信により、自社に対する理解度を高めます。また求職者が入社前に抱く疑問や不安をコンテンツで解消することで、応募を後押しするとともに、ミスマッチ防止をはかる役割も担っています。

なお、中小企業のインターネット集客支援を行うラディカルサポートの調査(※)によると、64.3%の求職者が「就職活動中に企業のサイトを確認した」と答えています。

また求職者が採用サイトを見るタイミングは「企業を知った後すぐ」が66.8%、「書類選考の前」が55.4%と、多くの求職者が企業に興味を持ち始めた段階で採用サイトを見ています。

※引用:PR TIMES

効果的な採用サイトにするために必要なコンテンツ

デジタルマーケティング支援企業であるニュートラルワークスの調査によると、求職者が応募する際に知りたい情報の1位は「仕事内容(85.7%)」、2位は「福利厚生制度(70%)」、3位「昇給や給料等の待遇(69.1%)でした。

この結果から、募集中の仕事内容や条件を示す「募集要項」や、社会保険や退職金などの「福利厚生」に関する情報は、採用サイトになくてはならない最低限必要なコンテンツと言えるでしょう。

ここでは上記を含む、効果的な採用サイトにするために必要なコンテンツを解説します。

  • 企業理念・事業紹介

  • 募集要項

  • 働く環境や制度

  • 選考プロセス

  • 社員インタビュー

  • よくある質問

企業理念・事業紹介

株式会社KKI|採用サイト

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採用サイトに企業理念やビジョンを掲載することで、大切にしている価値観を求職者に示しましょう。企業のカルチャーや考え方を示すコンテンツとして、共感した求職者からの応募を促します。

また会社がどんな事業を行っているかも重要な情報です。コーポレートサイトにも事業内容は掲載しますが、見込み顧客や投資家、求職者、メディアなど全てのステークホルダーをターゲットにおいているため網羅的に自社の情報を伝えることに重き置かれます。

一方、採用サイトは求職者目線で捉えた事業説明や特徴を掲載します。企業の信頼性や成長性をアピールすることで、どのような未来へ向かって事業をしているかを伝えるようにしましょう。

具体的には、下記の情報を掲載するのがおすすめです。

  • 企業のビジョン、ミッション、およびコアバリュー

  • 企業メッセージ

  • 事業・サービス概要

  • 企業概要

コーポレートサイトを別途設けている場合、企業概要は採用サイトに載せず遷移元となるリンクを設置する場合もあります。

職種紹介・募集要項

エムスリーキャリア株式会社|新卒採用サイト

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前述の通り、募集要項は採用サイトに必須の情報です。募集職種やポジションごとに、下記の内容をまとめて掲載しましょう。

  • 詳細な仕事内容

  • 給与・賞与

  • 諸手当

  • 勤務地・勤務時間

  • 応募資格(必要なスキルや資格に関する情報)など

  • 休日・休暇

  • 福利厚生

これらの情報は、求職者が自身のライフプランやキャリアプランとマッチするかどうかを判断するのに不可欠です。また応募資格を明確に提示することで、自社が求めるスキルに合った応募が増え、採用のマッチング率が向上しやすくなります。

働く環境や制度

神戸化成株式会社:採用情報

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求職者が応募する前に実際に働く姿をイメージできるよう、写真や図、事例を用いて職場環境や制度、社員の声を紹介するページです。応募前の疑問や不安を解決するとともに、独自のカルチャーを示すことで他社との差別化を図る役割も担います。

また働き方の多様化に伴い、テレワークやフレックスタイム制などを制度として取り入れているかどうかを重視する場合もあります。どのようなワークスタイルで働いているかを示すことで、カルチャー面におけるミスマッチを防ぎましょう。

掲載するコンテンツとしては以下の項目が挙げられます。

  • 社員の情報(社員数の推移、男女比、平均年齢など)

  • 残業時間

  • 産休、有給取得率

  • 研修やスキルアップのための制度

  • 福利厚生制度

選考プロセス

株式会社中島組

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求職者は「この時期までに転職活動を終わらせたい」とスケジュールを立てながら臨んでいるケースも多くあります。求職者がスムーズに応募手続きを進められるように、応募手順や採用プロセスを公開しましょう。

  • 応募方法

  • 応募後の流れ

  • 選考結果がわかるまでの期間と報告方法

  • 内定から入社までの大まかな流れ

選考スケジュールを事前に伝えることで、求職者が転職活動の計画を立てやすくなるとともに、不安軽減にもつながるでしょう。

社員インタビュー

株式会社プレジィール|採用サイト

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社員インタビューや対談記事、仕事の一日を追った記事は、働いているメンバーがどんな活躍をしているのか、どのように働いているかを求職者に具体的にイメージさせられるコンテンツです。

社内の雰囲気や仕事のやりがいなどを伝えることができれば、求職者の入社意欲もより高まるでしょう。これらのコンテンツを制作する際は、写真や動画を積極的に活用するとより会社の雰囲気が伝わりやすくなります。インタビューコンテンツとしては以下の事例が挙げられます。

  • 代表のインタビュー

  • 社員インタビュー

  • 複数社員の対談記事

  • 仕事の一日を追った記事

よくある質問

フラー株式会社|採用ポータルサイト

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選考を受けている求職者からよく受ける質問があれば、採用サイト内に回答を掲載しておくと不安や疑問を解消でき、応募を前向きに考えるきっかけとなります。

また採用担当者が質問や問い合わせに回答する手間が減るので、工数削減にもつながるでしょう。

効果的な採用サイトにするポイント

ここでは効果的な採用サイトにするために、コンテンツの制作方法や見せ方などのポイントを説明します。

  • 採用情報はできる限り詳細に記載する

  • 数字やイラストで見せる視覚的な情報訴求

  • 応募の質を高めることを重要視する

  • 採用ターゲット層の心を掴むコンテンツを作る

  • わかりやすい情報設計や応募動線にする

上記のポイントを押さえて、企業のブランディングや採用活動の成功につながる採用サイトを制作しましょう。

採用情報はできる限り詳細に記載する

採用コンテンツを制作する際、情報はできる限り詳細に記載しましょう。情報量が少ないと魅力が伝わらず、明確なイメージが持てないため求職者が不安に感じてしまいます。

優秀なスキルを持つ求職者ほど、仕事内容や給与が自身の希望条件と合致しているかどうかするかを判断するための情報を求めています。

にもかかわらず、たとえば給与や待遇について「当社規定に準ずる」「経験・能力に応じて決定」といった曖昧な記載がされていると、求職者は上記の判断ができず、応募を避ける原因となってしまいます。

優秀な人材を取りこぼさないためにも、求人情報はできるだけ詳細に記載しましょう。  

数字やイラストで見せる視覚的な情報訴求

写真や動画だけではなく、数字やイラストを用いたインフォグラフィックを活用することで、求職者の印象に残る採用サイトになります。 

インフォグラフィックとは「図や表、イラストなどを効果的に使い、数値情報を視覚的かつ直感的に認識できるように表したもの」のこと。

「男女比」「平均勤続年数」「有休消化率」など会社の魅力をアピールできる数字を見せたい場合、インフォグラフィックを適切に使うのがおすすめです。

応募の質を高めることを重要視する

採用サイト最大の目的は「自社にマッチした人材の応募を集める」ことです。

応募数を増やすことだけに注力して採用サイトを制作してしまうと、求める人物像がぼやけてしまい、かえって他社との差別化ができておらず自社の魅力が伝わりません。

また応募数を増やすことを目指してサイトを制作すると、自社にマッチしていない求職者も応募してしまい、退職率が高まったり採用効率が悪化したりすることもあります。

採用サイトを制作する際はあくまでも「応募の質を高めること」を重視しましょう。

採用ターゲット層の心を掴むコンテンツを作る

採用サイトを制作する際は、求める人材像を明確にした上で、コンテンツのターゲットを決めましょう。

とくに社員インタビューの場合は、選出されたメンバーによってコンテンツが与える印象が変わります。採用強化したいポジションや職種が決まっている場合は、同職種のメンバーから選出しましょう。

採用ターゲットとターゲットが自社に求めるものを明確にすることで、ターゲットの心を掴むコンテンツを制作できます。

わかりやすい情報設計や応募導線にする

本記事内で何度もお伝えしているように、採用サイトのゴールは求職者に応募してもらうことです。読みたい情報が見つけにくかったり、応募までの導線がわかりづらかったりすると、機会損失につながります。

また、近年は採用サイトをスマホで閲覧する求職者も増えています。UX(ユーザーエクスペリエンス:ユーザーがサイト閲覧を通じて得られる体験)向上のため、モバイルデバイスでも適切に表示されるようにサイトを設計しましょう。

採用サイトの定期的な更新が重要な理由

採用サイトでは、現在の会社の状況と採用サイトの情報が一致するように、採用サイトの情報を最新のものに更新しましょう。

実際の状況とサイトの情報が異なると、古い採用情報を見た応募者の心に「本当に応募しても大丈夫なのか?」と疑念が生まれ、信頼性を低下させてしまいます。

さらに更新を繰り返しながらサイトを改善し、求職者が求めるコンテンツを充実させることも重要です。

タイムリーなサイト運用のため更新を内製化したいと考えている方は、ノーコードWeb制作プラットフォーム「Studio」がおすすめです。

直感的な操作で採用サイトを更新できるため、エンジニアや外部のWeb制作会社への追加依頼は必要ありません。

採用サイト制作なら「Studio Experts」

この記事では採用サイトに必要なコンテンツと、効果的な採用サイトにするポイントを解説しました。

今や、採用サイトは自社にマッチする優秀な人材を獲得するために必須のサイトです。掲載すべきコンテンツや見せ方などをチェックした上で、求職者の応募促進につながるサイトを制作しましょう。

採用サイトを制作会社に依頼する際は、採用サイトの制作実績が豊富なエキスパートが多数在籍する「Studio Experts」から探すのがおすすめです。

ご予算や納期、「実装だけお願いしたい」など様々なニーズに合わせてエキスパートを探すことができます。どの制作会社に依頼すればいいのか分からない場合は、Studioコンサルタントにご相談ください。

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