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Studio Webhookを使った公開運用

Fumito Kikuchi

2024.07.01

Updated:2024.12.24

StudioのWebhookを使ったSlackやEメールへの公開通知、Notionの公開履歴など応用的なユースケースをご紹介します。

複数人でひとつのSTUDIOプロジェクトを運用する際に、誰かが更新公開をする都度、関係者間で声かけをしていませんか?

サイトのコンテンツ規模や編集者が増えると、並行して作業中のページが誤って公開されてしまったり、誰かが公開したことに気づかないまま放置されてしまうような運用リスクが伴います。

この記事では、STUDIOのWebhookを使ってSlackやEメールで公開状況を通知したり、公開履歴をNotion DBに記録するユースケースをご紹介します。

本記事は、ある程度の人数やサイト規模でSTUDIOを運用しており、制作フローの無駄をなくしたい、公開に伴う運用のリスクを抑えたい、といった課題を持つ事業会社さまや制作会社さま向けの内容となります。

Webhook機能の詳細についてはSTUDIOのヘルプ記事も併せてご参照ください。

Webhookとは

Webhookとは任意のアプリケーションの更新情報を別のアプリケーションへ提供する仕組みや概念です。

一般的なユースケースとしては通知機能があります。特定のイベントがアプリケーションで発生した際に、指定したURLに送信してあげることでアプリケーション間のリアルタイムでの情報連携を可能にします。

わかりやすい例では、Githubのようなソースコードのリポジトリを提供するサービスで発生したユーザーイベントをSlackに通知したり、監査目的でログに記録したり、といったようなものです。

STUDIO WebhookでもダッシュボードでSlackのIncoming URLを設定するだけで簡単に公開通知ができるようになります。

STUDIOの公開イベントをSlackに通知しよう

最初に、STUDIOプロジェクトの公開イベントをSlackに通知する例をご紹介します。

必要なサービスは以下です。

  • STUDIOプロジェクト(BusinessまたはEnterpriseプラン)

  • Slack

ヘルプ記事でのご案内の通り、STUDIO Webhookでは公開イベントを以下のようなJSONデータで外部サービスにPOSTすることができます。

STEP 1. SlackでIncoming Webhookを有効化

SlackのIncoming Webhookの設定ページを開きます。

画面右上のアカウント名を選択します。

「チャンネルへの投稿」で通知するチャンネル名を選択し「Incoming Webhook インテグレーションの追加」を実行します。

Webhook URLにてSTUDIOプロジェクトで登録するURLを確認します。

STEP 2. STUDIOプロジェクトでWebhook URLを設定

Businessプラン以上のSTUDIOプロジェクトのダッシュボードを開きます。

Webhookの編集ボタンを押し、STEP 1で作成したWebhook URLを入力して保存します。

WebhookがONになったあとに「テスト送信」を押し、動作を確認します。

以上でSTUDIOプロジェクトの公開イベントをSlackに通知することができました。

STUDIOの公開イベントをNotion DBに記録しよう

次に、STUDIOプロジェクトの公開履歴をNotion DBとして記録する仕組みを例としてご紹介します。また公開通知としてGmailを使ったメール通知を実装したいと思います。

必要なサービスは以下です。

  • STUDIOプロジェクト(BusinessまたはEnterpriseプラン)

  • Zapier

  • Webhooks by Zapier Integrations

  • Notion

STEP 1. Zapierで新しいZapを作成

Zapierで新しいZapを作成します。

STEP 2. STUDIO Webhookを受信するトリガを作成

トリガの作成画面にて「Webhooks by Zapier Integrations」トリガを選択します。

App & Event タブにて以下のように設定します。

  • App: "Webhooks by Zapier"

  • Event:  "Catch Hook"

Zapierで発行されたWebhook URLを確認します。

STUDIOダッシュボードに設定しテスト送信します。

Zapierで受信できていることを確認します。

STEP 3. Notion DBを更新するアクションを作成

新しいステップを以下のように作成します。

  • App: "Notion"

  • Event: "Create Database Item"

Notionに”Publish History”というデータベースを作成しておき以下項目を追加します。

  • Project Name

  • User Name

  • Event

  • Timestamp

  • Dashboard URL

Zapierに戻り、Notionのアカウント認証を行った上で、"Action"タブにてデータベース項目とのマッピングを行います。

STEP 4. 任意のメールアドレスに送信するアクションを作成

新しいステップを以下のように作成します。

  • App: "Gmail"

  • Event: "Send Email"

Gmailのアカウント認証を行った上で、"Action"タブにてメール編集を行います。

Zapを公開し、STUDIOプロジェクトを公開します。Notionに新しい公開イベントが記録されていることが確認できます。

また、メールで公開通知を受け取ることができました。

最後に

STUDIOではスタートアップ、中小企業、大企業、行政、教育機関まで様々なユーザー様における導入と活用促進をサポートするEnterpriseプランを提供しております。

Webhookの応用、カスタムコードを利用した分析ツールとの連携、カスタムプロキシやカスタムヘッダーの実装支援などご要望の場合は、Enterpriseプランの窓口よりお問い合わせください。

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