Studioで作成されたデザイン性の高いサイト最新事例|2025年7月版
Studio
2025.07.18
Updated:2025.07.18
6月にStudio ExpertsやStudio Showcaseで登録された事例の中から、編集部視点で厳選した5つのサイトをご紹介します。

Studio
2025.07.18
Updated:2025.07.18
6月にStudio ExpertsやStudio Showcaseで登録された事例の中から、編集部視点で厳選した5つのサイトをご紹介します。
これまでStudio Expertsによる制作事例を中心にご紹介してきた「Editor’s Pick」では、先月からはStudio Showcase掲載作品も選出対象に加え、より広い視点でWebサイトを取り上げています。
この記事では6月に新規登録された事例の中から、編集部視点で厳選した5つのサイトをご紹介します。
WebサイトURL:https://150th.otani.ed.jp/
Showcase URL:https://showcase.studio.design/ja/website/150th-otani
京都の地で1875年に創立した大谷中学・高等学校は、2025年に150周年を迎えます。この節目に公開された記念サイトには「大谷に関わるすべての人たちと、過去を問い、未来を見つめ、今を共有するためのきっかけとなるように」という想いが込められています。
その意図を体現するように、サイト全体は控えめで落ち着いた設計。余白を活かしたレイアウトと、学校の日常をそっと切り取った写真が並び、見る者に「時間の積み重なり」を静かに伝えます。
なかでも印象的なのが「一週一言」のコーナー。心に残る言葉が定期的に更新されており、今を生きる人たちへの静かなメッセージとなっています。
WebサイトURL:https://fujioka-wood.co.jp/
Showcase URL:https://showcase.studio.design/ja/website/fujioka-wood
天然木を用いた高級オーダーキッチン専門ブランド「F-FURNITURE」のサービスサイト。
職人による一貫製造と、専属プランナーによる提案型設計というブランドの強みを、静かで洗練されたデザインで伝えています。
トップで流れる動画では、Studioの動画アップロード機能を活用し、キッチンが佇む空間の広がりまでを丁寧に映し出しています。写真だけでは伝わりにくい空気感が、動画によって直感的に伝わる設計になっており、高級オーダー製品に対する「納得感」や「想像のしやすさ」を自然に引き出してくれます。
ラグジュアリー領域において、プロダクトの“質”をどう伝えるか。その答えのひとつとして映像表現が活かされています。
WebサイトURL:https://manamitanaka-tennis.com/
Showcase URL:https://showcase.studio.design/ja/website/manamitanaka-tennis
車いすテニスプレイヤー・田中愛美さんの公式プロフィールサイト。
穏やかで親しみやすいトーンで統一されたビジュアルのなかに、アスリートとしての芯のある力強さが感じられる構成が印象的です。
プレイ中の映像やカットが絶妙なリズムで並び、彼女の魅力を多面的に伝えています。自然体のまま「応援したくなる人柄」がじんわり伝わってくる設計は、プロフィールサイトの理想形のひとつ。
動画アップロード機能を活用し、プレイ中の臨場感や空気感をダイレクトに伝えている点も特筆すべきポイントです。
【️お知らせ⋆͛📢⋆】
— 田中 愛美🎾Manami TANAKA (@mnm_t28) June 10, 2025
応援してくださっている方により分かりやすく情報がお届けできるように、この度オフィシャルHPをオープンしました🌼👏🏻🤍
大会結果や出演情報など、随時更新していきますので皆さんぜひチェックしてください🙌🙌https://t.co/8aNlbrY2pN pic.twitter.com/ZAh5VOfNMU
WebサイトURL:https://unrealestate.mvmnt.tokyo/
TOKYO [UN]REAL ESTATE」は、東京で暮らす人々の“ありのままの暮らし”を3Dデータでアーカイブし、新しいかたちの「不動産」として活用していくプロジェクト。
手がけたのは、Studio Expertsとしても活動する株式会社Eat, Play, Sleepです。
収集された空間データは、オープンデータとしてゲームやアニメ、映像など、多様なクリエイターによって再利用されることを想定しているそう。住まいという個人的な場所が「他者の創作の資源」として開かれていく発想が革新的。
このプロジェクトのWebサイトは、各部屋の生活を垣間見ているようなインターフェイス、そして“[不]不動産”という複雑なコンセプトをWebサイト全体の構成でわかりやすく伝えている点が際立ちます。
都市に生きる個人のリアルを、未来の創造につなげる。その橋渡しとしてのWebサイトやオープンデータの在り方をユニークに示したサイトです。
>株式会社Eat, Play, SleepのCreators Storyはこちら:編集×デザイン視点で「愛着の持てる」Webサイトを作る。Eat, Play, Sleep inc.の制作プロセス
特設ウェブサイトでは、収集したお部屋のデータをエピソードともに紹介しています。
— mvmnt (@mvmnt_jp) March 11, 2025
ARでお部屋を見ることも可能ですので、是非ご覧ください。https://t.co/ecEfpCjt94
今後も、3Dスキャンデータの活用や新たな展開に取り組んでいきますので、引き続きご注目ください!#UnrealEstate @ccb_tokyo
WebサイトURL:https://markedelic.co.jp/
SEOコンサルティングやデジタルマーケティング戦略の立案を中心に、クライアントの課題解決を支援する制作プロダクション、MARKDELIC株式会社のコーポレートサイト。
手がけたのは、Studio Expertsとしても活動する株式会社WOSH designが担当。
1ページ構成ながら、グリッチ演出、ノイジーなレイアウト、大胆なタイポグラフィなど、“混沌の中にロジックを隠す”ような設計が印象的です。
MARKDELIC株式会社は「複雑化するマーケティング課題を因数分解し、戦略の解を論理的アプローチで設計する」ことを掲げています。見た目のユーモアさは、そうした戦略性や構造化のスキルを裏打ちする“間口”として、しっかりと機能しています。
堅実な事業をユニークに打ち出す──そんな逆張り的ブランディングとしても参考になる、異色のサイトです。
>株式会社WOSH designのCreators Storyはこちら:家族と仲間と猫と。広がる景色、花開くデザイン
今回紹介した5つのサイトに共通していたのは「語りすぎずに伝える」設計の巧みさ。明確に説明しなくても、余白や動きのテンポ、そして静かに差し込まれた動画などから、ブランドの想いや温度感がじんわりと伝わってきます。
今回は、5月にStudioで追加された動画アップロード機能を活用し、ビジュアルだけでなく空気感・臨場感・スケール感までを自然に届けている事例も際立ちました。静止画では伝わらない体験を、世界観として溶け込ませているのが印象的でした。
なお、公開したWebサイトは、プロジェクトダッシュボードからShowcaseへの掲載を申請をすることが可能です(審査があります)。
>詳しくはこちら:Studioで作られたWebサイトを集めたギャラリーサイト「Showcase」への掲載 | Studio Help
Studioを活用したWebサイト制作をご希望の方は、Studio公式相談窓口までお気軽にご相談ください。
>相談窓口はこちら:Studioコンサルタント相談フォーム
次世代のノーコードWeb制作プラットフォームを謳うノーコードツールです。デザインから、公開、CMSまで、すべてがここに。
無料ではじめる