STUDIOStudio

ログイン / 新規登録 

ホームページ(Webサイト)制作の流れ|基本工程について詳しく解説

Mari

2024.02.13

Updated:2024.12.24

ホームページ(Webサイト)制作には時間と費用がかかるため、全体の流れを把握して効率的に進めることが大切です。Web制作会社に依頼する際も、発注者がやるべき作業を理解しておくことでスムーズに進行できるでしょう。

本記事では、ホームページ(Webサイト)制作の流れを各工程に沿って詳しく解説します。

ホームページ(Webサイト)制作前に決めておくべき3つの項目

効果的なホームページ(Webサイト)を制作するために、まずは決めておくべき3つの項目があります。

  • 目的の設定

  • スケジュール設計

  • 予算設計

上記3つの要素は、特に制作会社に依頼する際の進行トラブルや制作後の満足度にも関わるためしっかりと準備しておきましょう。

目的の設定

ホームページ(Webサイト)を制作する目的を忘れずに設定しましょう。

目的を設定することで、ホームページ(Webサイト)のターゲットやサイトコンセプトを具体化し、スムーズに制作を進められます。

また、ホームページ(Webサイト)の公開後に目的の達成度を評価できるようになります。評価をもとにホームページ(Webサイト)のコンテンツや機能を改善すれば、さらなる成果を生み出すことも可能です。

スケジュール設計

短納期にこだわらず、余裕のあるスケジュールを設定することも大切です。

特に、要件定義はホームページ(Webサイト)制作の方向性を示す重要な役割を担っているため、十分な時間をかけて取り組みましょう。

また実装・テストの時間もしっかり確保することで、ミスやエラーがあっても余裕を持って修正できます。公開当日の予期せぬトラブルを防ぐためにも、ホームページ(Webサイト)制作を短納期で依頼するのは避けましょう。

予算設計

予算設計においても、低予算にこだわりすぎないよう注意しましょう。

相場よりも低予算で制作会社に依頼すると、ホームページ(Webサイト)に必要な機能を追加できない、公開後のサポートを十分に受けられないなどの問題が生じます。

制作会社が十分なリソースを確保し、ホームページ(Webサイト)制作の目的を達成できるよう、適切な予算を設定することが重要です。

ホームページ(Webサイト)制作の流れ

ホームページ(Webサイト)制作は大きく5ステップに分けられます。それぞれの工程における作業内容を具体的に解説します。

  1. 制作会社に依頼

  2. 要件定義

  3. デザイン制作

  4. 実装・テスト

  5. 本番公開

1. 制作会社に依頼

Web制作に関する専門的な知識やスキルがあれば、ゼロから自社でホームページ(Webサイト)を制作することも可能です。

ただしWeb上における自社の窓口として重要な役割を果たす以上、デザインや機能面だけではなく信憑性を損なわないようセキュリティ対策もしっかり行う必要があります。

自社で制作するよりも費用はかかるものの、品質管理やトラブル回避の観点においてプロに依頼することをおすすめします。

制作会社に正式依頼する前に行う作業は、以下の通りです。

  • 制作会社の選定、問い合わせ

  • ヒアリング、提案・見積もり

制作会社の選定、問い合わせ

制作会社を選定する際は、いきなり1社に絞るのではなく複数社をピックアップして問い合わせることが大切です。

制作会社はそれぞれ専門性や得意分野が異なります。デザイン力を強みとする会社もあれば、Webマーケティングや集客が得意な会社、特定の業界に精通している会社など様々です。

制作会社のホームページ(Webサイト)や過去の実績を見て、自社のニーズとマッチしている会社をピックアップしましょう。

ヒアリング、提案・見積もり

制作会社に問い合わせると、最初にどのようなホームページ(Webサイト)を制作するかのヒアリングが行われます。ヒアリングの際に、対面・オンラインでの打ち合わせが可能か、担当者とコミュニケーションが取りやすいか、自社の希望に沿って提案してくれるか、公開後のサポートが充実しているかなどをチェックしておきましょう。

ヒアリングの実施後、制作会社から見積もり金額や納期が提示されます。予算を大きくオーバーしていないか、ホームページ(Webサイト)の公開日に間に合うかなどを確認し、依頼する制作会社を決定しましょう。

2. 企画・全体設計

制作会社への依頼が完了したら、まずホームページ(Webサイト)制作における企画・全体設計のフェーズです。目的や方向性を明確にした上で全体の基本仕様となる「要件定義」をまとめていきます。

この段階が曖昧なまま進めると、途中で手戻りや実装すべき機能の抜け漏れが発生するリスクがあります。問題なくスムーズに制作を進めるためには、要件定義によって関係者と共通認識を持つことが大切です。

要件定義で決定すべき事項は、以下の通りです。

  • 目的やターゲットの明確化

  • サイトコンセプトの決定

  • サイト設計

  • コンテンツ設計

  • システム設計

目的やターゲットの明確化

まず、ホームページ(Webサイト)を制作する目的を明確化します。企業のホームページ(Webサイト)では「商品・サービスの認知向上」「資料請求・お問い合わせの増加」「新規顧客の獲得」などが目的として挙げられます。

次に、ホームページ(Webサイト)のターゲットとなるユーザーを設定します。ターゲットを実在する人物のように表現したペルソナも設定しておくと、より訴求力の高いホームページ(Webサイト)が制作できます。

サイトコンセプトの決定

目的やターゲットを明確化できたら、ホームページ(Webサイト)の基本方針となるサイトコンセプトを決定します。

サイトコンセプトとは、ホームページ(Webサイト)が「誰に対して何を伝えたいのか」を示すガイドラインのこと。サイトコンセプトを決定しておかないと、コンテンツやデザインの方向性がバラバラになってしまいます。必ず事前に話し合い、関係者と共通認識を持つようにしましょう。

サイト設計

サイトコンセプトが決定したら、ホームページ(Webサイト)の階層構造を設計するためにサイトマップに落とし込みます。

この段階で制作するサイトマップとは、ホームページ(Webサイト)の構成図を指し、各ページの数や配置、構造を大まかに分類する役割を担います。重複しているページや不要なページがないか、わかりやすい情報設計になっているかといった点に注意して確認を進めましょう。

※サイトマップには「HTMLサイトマップ」や「XMLサイトマップ」など違う役割を持つ言葉もありますが、上記はホームページ(Webサイト)全体を把握するために作成されるツリー図のことを指しています。

コンテンツ設計

サイトマップを作成すると、コンテンツの役割や関連性も把握できるようになります。ここで、ターゲットとなるユーザーに必要な情報が提供できているか、不要なコンテンツや重複しているコンテンツがないかなどを確認し、適切なコンテンツ設計を行うことが大切です。

コンテンツ設計では、SEO対策の観点も重要です。ユーザーが検索するキーワードを調査し、検索意図に沿ったコンテンツを用意することで、検索エンジンからの流入が期待できます。

システム設計

最後に、ホームページ(Webサイト)に必要なシステムを設計します。

企業のホームページ(Webサイト)には、CMS、お問い合わせフォーム、検索機能、ログイン機能、決済機能などを導入するケースが多くあります。システム設計では、導入する機能を決めるだけでなく、データベースをどのように設計するか、予算内で実装可能か、セキュリティ面に問題がないかなども考慮する必要があります。

また、ホームページ(Webサイト)には欠かせないインフラ環境の構築も重要です。公開にあたって最低限必要なホームページ(Webサイト)のサーバーやドメイン選定や契約準備は事前に進めておきましょう。

3. デザイン制作

要件定義が完了したら、ホームページ(Webサイト)のデザインを制作します。デザイン制作の流れは、以下の通りです。

  • ワイヤーフレームの作成

  • デザインコンセプトの設計

  • デザインカンプの制作

ワイヤーフレームの作成

ワイヤーフレームとは、サイトマップで定義したページごとにどのような要素をどういった優先順位で配置するか、ページ内外のリンクなどの導線をどう設置するか、それらの要素やコンテンツに抜け漏れがないかなどを確認するための設計図のようなものです。

一般的には「Figma」や「Adobe XD」などのデザインツールを使用し、シンプルな線と枠で描かれます。

デザインコンセプトの設計

ワイヤーフレームが完成したら、ホームページ(Webサイト)全体のデザインコンセプトを設計します。

デザインコンセプトとは、ホームページ(Webサイト)で使用するカラーやフォント、写真や素材の色味などデザインのトンマナ(トーン&マナー)に一貫性を持たせるためのガイドラインのことです。ホームページ(Webサイト)のターゲットとなるユーザーの目線に立ってデザインコンセプトを設計しましょう。

デザインカンプの制作

デザインカンプとは、デザインの完成見本のことです。デザインコンセプトを反映したカンプを作成することで、プロジェクト全体でイメージのすり合わせができるようになります。

ホームページ(Webサイト)を実装してからデザインを修正すると時間がかかるため、この段階でデザインを確定しておきましょう。

4. 実装

デザイン制作が完了したら、ホームページ(Webサイト)の実装・テストを実施します。

デザインカンプを実際のホームページ(Webサイト)に反映させるためには、コーディングの作業が必要です。実装には大きく分けてフロントエンドとバックエンドの2つの工程があります。

実装・テストの流れは、以下の通りです。それぞれ具体的に解説します。

  • フロントエンド実装

  • バックエンド実装

  • 動作検証・表示チェック

  • 本番公開

フロントエンド実装

フロントエンド実装では、ユーザーの目に触れるホームページ(Webサイト)の見た目の部分を構築します。閲覧環境はユーザーごとに異なるため、各デバイスや画面幅の適応性、主要ブラウザとの互換性を確認しながら進めます。HTMLやCSS、JavaScriptなどの言語が主に使用されます。

バックエンド実装

バックエンド実装では、ユーザーからは見えないホームページ(Webサイト)の裏側を担当します。サーバーなどのインフラ構築や、データベース、CMSなどのシステム構築を行います。例えばECサイトにおける商品情報や受発注情報を管理するための機能を開発するなど、ホームページ(Webサイト)のデータを安全かつ効率的に管理するために欠かせない役割を担っています。

コンテンツ登録・テスト

CMSを導入する場合は、ホームページ(Webサイト)の構築が完了したら各ページのコンテンツやデータを登録していく作業に入ります。情報に間違いはないか丁寧に校閲を行いながら進めましょう。

最後はホームページ(Webサイト)本番公開前の動作検証・表示チェックです。

ホームページ(Webサイト)によってチェック項目は異なりますが、以下の内容は必ず確認し、問題があればすぐに修正しましょう。

  • 対象デバイス・OS・ブラウザで正しく動作するか

  • お問い合わせフォームやCMSの機能に問題がないか

  • サーバーエラーが発生していないか

  • テキストや画像に誤りはないか

5. 本番公開

動作検証・表示チェックで動作に問題がなければ、ホームページ(Webサイト)を本番公開します。ホームページ(Webサイト)公開直後は、今後運用していくための基本設定が必要になります。最低限実施すべき項目は以下の通りです。

  • アクセス解析のための各種ツール登録・連携

  • 検索エンジンへのインデックス登録

  • metaタイトル・ディスクリプションの設定

  • ファビコン・OGP画像の設定

ホームページ(Webサイト)を集客目的で立ち上げた場合、公開後はプレスリリースやメルマガ、SNSなどを活用して積極的に告知し、訪問者数を増やすことが大切です。

また、保守管理やコンテンツの更新などリリースした後も継続的に行うべき運用作業もあります。リリース後に慌てないよう、社内で対応するのか、制作会社に外注するのかなど事前に体制を確認しておきましょう。

更新作業を内製化したい場合は、ノーコードWeb制作プラットフォーム「Studio」の導入がおすすめです。エンジニアやデザイナーなどの専門職でなくともコンテンツの編集や追加も簡単に行えます。

さらにサーバーの設定が不要で、SSLも自動で適用されるため、面倒な保守管理業務の手間も削減できます。

まとめ|ホームページ(Webサイト)の流れと重要なポイント

今回は、ホームページ(Webサイト)制作の流れについて、以下5つのステップに分けて解説しました。

  1. 制作会社に依頼

  2. 企画・全体設計

  3. デザイン制作

  4. 実装・テスト

  5. 本番公開

ホームページ(Webサイト)を制作する際は「目的の設定」「スケジュール設計」「予算設計」の3つのポイントが重要です。

ノーコードWeb制作プラットフォーム「Studio」なら、コーディング不要でホームページ(Webサイト)を制作できるため、公開までの費用と期間を大幅に短縮できます。

また「Studio Experts」を活用すれば、STUDIOサイト制作・構築経験が豊富なプロにホームページ(Webサイト)制作を依頼できます。得意業種や納期・予算に合ったパートナーを見つけることで、より成果の上がるホームページ(Webサイト)を制作することが可能です。

どの制作会社に依頼すればいいのか分からない場合は、Studioコンサルタントにご相談ください。

Share

rss_feed

RSSを取得

Share

さあ、今すぐStudioを始めよう。

無料ではじめる