ランディングページの制作費はどのくらい?内訳や費用を抑えるポイントも紹介
Studio
2025.08.18
Updated:2025.08.18
ランディングページの制作費用は、依頼する業務の範囲や制作会社の規模などによって変動します。この記事では、ランディングページの制作費や費用の内訳、費用を抑えるポイントなどに関して紹介します。

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2025.08.18
Updated:2025.08.18
ランディングページの制作費用は、依頼する業務の範囲や制作会社の規模などによって変動します。この記事では、ランディングページの制作費や費用の内訳、費用を抑えるポイントなどに関して紹介します。
ランディングページの制作費用は、依頼する業務範囲や素材の制作有無、依頼先などによって変動します。制作費の予算が少ないほど、自社で対応すべき作業が増えるため、制作費と業務範囲のバランスを見極めることが重要です。
この記事では、ランディングページの制作費用や費用内訳、費用を抑えるポイントなどに関して紹介します。新たにランディングページの制作を検討している方は、最後までご覧ください。
ランディングページの制作費は、主に以下4つの価格帯に分けられます。
15万円未満の場合
15〜30万円の場合
30~60万円の場合
60万円以上の場合
価格帯ごとに依頼先や依頼できる業務などを紹介します。
制作費の予算が15万円未満の場合、依頼できる業務はごく限られます。依頼先の選択肢や依頼できる内容などに関して、以下の表にまとめました。
内容 | |
依頼先 | ・フリーランス |
依頼できる内容 | ・デザイン |
自社で対応が必要な内容 | ・戦略設計 |
納期 | 1~4週間 |
注意点 | ・デザインはテンプレートを利用 |
予算が15万円未満の場合、依頼先に対応してもらえるのは簡易的なコーディングとデザインのみです。デザインもテンプレートを利用するため、ユーザーにオリジナル性を印象づけるのは難しいでしょう。
まずは費用を抑えてLPを形にしたい方におすすめの選択肢です。
制作費の予算を15〜30万円確保できる場合、10万円以下と比べて依頼先の選択肢や任せられる業務範囲が多少広がります。内容は以下のとおりです。
内容 | |
依頼先 | ・フリーランス |
依頼できる内容 | ・構成案作成 |
自社で対応が必要な内容 | ・戦略設計 |
納期 | 1ヵ月前後 |
注意点 | ・戦略設計や競合調査は自社で対応 |
フリーランスに加え、「格安が強み」または「地域密着型経営」を掲げる中小の制作会社へも依頼ができます。
依頼先からは、ランディングページ全体の構成に関する提案が得られます。デザインもテンプレートではなく、オリジナルデザインの制作が可能です。
ただし、戦略設計や競合調査、各種素材の制作などは、対応してもらえない可能性が高いです。ランディングページ公開後の運用・改善に関するサポートも望めないでしょう。
ランディングページの制作をオリジナルデザインで制作したい企業向けの選択肢といえます。
ランディングページの制作費に30〜60万円の予算を割ける場合、多くの内容を制作会社へ依頼できます。内容は以下のとおりです。
内容 | |
依頼先 | ・中小~中堅規模の制作会社 |
依頼できる内容 | ・戦略設計 |
自社で対応が必要な内容 | ・運用と改善 |
納期 | 1~2ヵ月 |
注意点 | ・公開後は一部サポートが得られるものの、大部分は自社で対応が必要 |
戦略設計や競合調査、各種素材の制作など、多くの作業を制作会社に依頼できます。豊富なノウハウをもつ制作会社のクリエイターに作業を任せられるため、要望を反映した仕上がりが望めるでしょう。
ランディングページの戦略設計から依頼したい企業、コンバージョン獲得率を重視している企業におすすめです。
ただし、ランディングページ公開後のサポート内容は、制作会社によって対応が大きく異なります。制作費の範囲内でどこまで対応してもらえるか、依頼する前に必ず確認が必要です。
ランディングページの価格帯のなかでもかなり高額な部類に入り、制作に関する作業全般を依頼できます。内容を以下の表にまとめました。
内容 | |
依頼先 | ・中小~大手の制作会社 |
依頼できる内容 | ・戦略設計 |
自社で対応が必要な内容 | ・なし |
納期 | 2~3ヵ月 |
注意点 | ・制作費の大部分はコンサルティング費用 |
制作費の多くは効果測定や戦略の見直し、改善策の提案など、コンサルティング費用が占めている割合が大きい傾向があります。費用はかかる一方、豊富なノウハウを活かした施策によって、新規顧客の獲得や収益拡大など、早期の成果獲得が望めるでしょう。
コンバージョン獲得を重視する企業、制作に関する作業全般を外注したい企業におすすめです。
また、以下の記事でランディングページの制作が得意な企業を紹介しています。こちらもご覧ください。
>参考記事: LP制作が得意な制作会社8社|参考事例・費用目安あり
ランディングページの制作に必要な工程は以下のとおりです。
戦略設計と競合調査
構成案作成とライティング
画像の用意
動画の用意
デザイン
コーディング
レスポンシブデザインの実装
テスト
運用・改善
戦略設計・競合調査はパッケージに含まれることが増えており、オプションで追加する場合は10〜30万円程度が目安です。戦略設計と競合調査では以下の作業を実施します。
戦略設計 | 競合調査 |
・ランディングページの制作目的を整理 | ・競合のランディングページを調査 |
ペルソナの設定とは、ランディングページの閲覧や商品を購入してほしい架空のユーザー像を設定することです。ペルソナの設定によって、顧客がどのような商品・情報を求めているかをイメージでき、ランディングページの訴求力が高まります。
また、自社商材の特徴を整理する際は、ランディングページで強調したい内容も明確にしましょう。訴求ポイントが曖昧だと、ユーザーの関心や購買意欲を高めるのは難しくなります。
戦略設計と競合調査は、ランディングページの掲載効果を高めるうえでもっとも重要な工程です。不安を抱える場合は、戦略設計と競合調査に対応した制作会社に依頼しましょう。
中小規模の制作会社によっては15〜30万円の価格帯で、構成案作成まで対応するケースはあるが、ライティング込みでは上限に近い価格帯になります。
構成案作成は競合調査や市場分析での結果をもとに、ランディングページ全体の流れや各素材の配置場所などを決める作業です。ユーザーに強引な印象を与えず、自然な流れで自社商品への購買意欲や関心を高める構成が求められます。
また、全体の構成案作成と並行して自社商品・サービスの強み、ユーザーに与えるメリットなどに関しても決めます。導入事例やお客様の声、体験談なども、ユーザーに説得力を与えるのに欠かせません。
全体の構成が決まり次第、キャッチコピーやランディングページ全体の原稿作成に移ります。キャッチコピーや原稿を用意する方法は、以下3つの選択肢があげられます。
発注側が用意
発注側が用意しておき、制作会社と一緒に見直し
制作会社が用意
ユーザーの関心・コンバージョン率を高めるキャッチコピーや原稿を制作するには、制作会社に依頼するのが無難でしょう。
新商品販売や既存ブランドのリニューアルなど、新たに商品写真が必要なケースもあります。制作会社に画像の撮影・編集を依頼する場合、費用は撮影の方法や作業範囲、モデルの有無などによって変動します。
たとえば、背景がシンプルで商品単体のみを依頼する場合、費用は1カット5千円からです。洋服やアクセサリーなどをモデルに着用してもらう場合、モデルの知名度や影響力によっては1カットで2万円前後かかる可能性があります。
また、フォトグラファーの拘束時間やカット数、撮影内容など、制作会社によって撮影費の大半を占める基本料金の算出方法は異なります。仮にフォトグラファーの拘束時間で算出する場合、半日の撮影で5万円、1日がかりの撮影だと7万〜15万円の支払いが必要です。
さらに、基本料金の算出方法を問わず、場合によっては以下の追加費用が発生します。
画像処理
アシスタント代
出張料
機材レンタル代
画像処理はPCで撮影した写真データの明るさや色合いを調整し、一般的な画像形式に変換する作業です。撮影料金に含まれるケースが多いですが、追加費用が発生する可能性があるため、必ず確認が必要です。
制作会社にランディングページ用の動画も用意してもらう場合、依頼内容によって費用は変動します。作業内容に対する費用相場を以下の表にまとめました。
依頼内容 | 費用相場 |
動画編集のみ(短尺動画の場合) | 3千円〜5万円/本 |
動画撮影の企画策定+編集 | 5万円〜30万円/本 |
動画編集+企画策定+コンサルティング | 30万円~50万円/月 |
動画撮影+制作+編集 | 30万円~100万円/本 |
仮に動画撮影と制作、編集をすべて依頼した場合、費用相場は30万〜100万円です。
また、撮影済みの動画編集だけを依頼する場合、編集する動画の時間によって費用は変動します。1分以内の短尺動画の場合、費用相場は3千円〜5万円相場です。
動画編集はカットやテロップの挿入、BGMの挿入など、作業内容は多岐にわたります。編集ソフトの操作スキルも求められるため、プロに依頼するのが無難でしょう。
ターゲットや商材、ブランドイメージを考慮し、ランディングページ全体をデザインします。デザインはすべての制作会社で対応してもらえますが、制作費によって対応が異なります。
たとえば、制作費が10万円以下の場合、既存のテンプレートを使ってデザインをしていくケースがほとんどです。
制作費を抑えられる反面、他社との差別化を図るのが難しくなります。オリジナルデザインを使用する場合は、少なくとも10万円以上の予算確保が必要です。
また、ユーザーにストレスがかかるのを防ぐため、文字の大きさやフォント、ボタンの配置場所など、利便性に直結する要素も詳細に決定していく必要があります。
ユーザーの購買意欲や関心を高めるには、デザイン性と利便性を満たしたランディングページの制作が必要です。制作会社に依頼する場合はサイト上で導入事例を確認し、完成のイメージを描いておきましょう。
コーディングはデザインと同じく制作費の価格帯を問わず、多くの制作会社に依頼できる工程です。
コーディングとはプログラミング言語を使用し、コンピューターへの指示や命令文を作成する作業です。HTMLやCSS、JavaScriptを使ってソースコードを作成し、ランディングページのデザインがブラウザ上に表示されるようにします。
デザイン完成後に修正を依頼すると、追加費用の発生や納期遅延を招く可能性があるため、事前にイメージを担当者と共有しておくことが重要です。
レスポンシブデザインの実装費は、ランディングページの制作有無によって大きく変動します。近年のLP制作では、レスポンシブデザインは標準対応されるケースが多く、追加費用は10万円〜20万円程度が一般的です。
既存のランディングページに実装する場合、費用は5万円〜15万円が相場です。
また、制作会社によっては基本料金に含まず、オプション扱いにしているケースがあるため、見積りを受け取った後に追加費用の発生有無を確認しましょう。
レスポンシブデザインとは、スマートフォンやノートPCなど、ユーザーの使用デバイスに応じて表示画面を最適に調整するデザインのことです。
レスポンシブデザインとは、1つのHTMLを基盤にメディアクエリを用いてCSSを切り替え、デバイス幅に応じてレイアウトを調整する手法です。
複数のCSSファイルを使い分けるより、1つのCSS内で調整するのが主流です。1つのHTMLでランディングページを管理できるため、更新・修正作業の負担を減らせます。
また、デバイスに応じて文字や画像、表などの大きさが自動で調整されるため、ユーザーに快適な閲覧環境を提供できる点もメリットです。
完成したランディングページが正しく表示されるか、確認するための作業です。テストで確認する内容は以下のとおりです。
デバイスの種類を問わず正しく表示されるか
表示崩れがないか
エラー表示がないか
原稿全体に誤記や不適切な表現がないか
キャッチコピーに誤記がないか
設置した問い合わせフォームに遷移するか
計測関連のタグは問題なく動くか
テストは制作費の価格帯を問わず対応が望める工程ですが、テストの工数・費用を必要以上に削減する姿勢はおすすめできません。
テストに十分な時間を割けない場合、ランディングページの公開後に不具合が起きる可能性が高まります。
また、制作費の価格帯によっては、公開後の修正に対応してもらえないケースも考えられます。追加費用の発生や復旧期間の長期化を避けるためにも、テスト工数を十分に確保しましょう。
ランディングページは制作して終わりではありません。公開後にどの程度コンバージョンを獲得できたかを調査し、課題抽出と改善に努めることが重要です。
ランディングページの運用・改善を自社で対応した場合、費用は発生しません。制作会社に依頼する場合は、ランディングページの制作費も含めて60万円以上の予算確保が必要です。
ただし、改善フェーズだけの委託や、運用保守を別途契約する方法もあるため予算に合わせて対応範囲を決めるのがおすすめです。
費用はかさむ反面、制作会社にはマーケティングに精通した人材が多数在籍しています。複数の指標から課題抽出や改善案の提案が望めるため、早期の成果獲得が望めるでしょう。
ランディングページの作り方や流れなどの詳細は、以下の記事をご覧ください。
>参考記事: ランディングページ(LP)の作り方|構成・費用・作成ツールまで解説【無料テンプレートあり】
ランディングページの制作・運用費を抑えるため、以下5つの点を意識しましょう。
フリーランスに依頼する
素材を自社で用意する
納品形式を確認する
Web広告の制作費・運用費を確認する
CMSを活用する
自社の条件に見合う制作会社が見つからない場合、フリーランスへの依頼も1つの選択肢になります。一般的に制作会社よりも人件費や管理コストが低いため、結果的に制作費を抑えられる可能性があります。
1人または少人数でランディングページの制作を進めるため、制作会社ほど人件費がかかりません。優れたスキルや豊富な制作実績をもつ方に依頼すると、相場以下の価格で大手制作会社並みの品質が期待できます。
ただし、案件やスキル、依頼内容によっては必ずしも低コストになるとは限らないため、事前の見積もりや条件確認が重要です。
制作実績の提出や対面商談の実施など、スキルチェックの場を設けて、ミスマッチを避けましょう。
ランディングページの制作に必要な素材を自社で多数用意しておくと、制作費の高騰を避けられます。文章や画像、動画など、制作会社に制作を依頼する素材の量が増えるほど、制作費が高騰するためです。
制作費を抑えるため、既存のWebサイトに掲載している素材は積極的に流用しましょう。制作会社に依頼する場合も、無料画像・イラストを活用すると、制作費を抑えられます。
また、ランディングページに掲載するお客様の声や導入事例などの文章は、自社で用意するのがおすすめです。商品・サービスによっては、依頼先の担当者が自社商材の特徴を理解するまで、何度も打ち合わせを重ねなければなりません。
最悪の場合は認識を共有できず、商品の魅力や導入メリットが十分伝わらないおそれがあります。
ランディングページの完成データは、ファイル形式・サーバーへのアップロード・CMSへのアップロードなど複数あり、事前確認が重要です。その他にも、クラウド共有やデザインデータのみの納品形式もあります。
ファイル形式の場合、サーバーへのアップロードと実装を自社で対応しなければなりません。また、ランディングページの公開には、レンタルサーバーの確保とドメインの取得が必要です。
一方、納品形式がサーバーへのアップロードの場合、すでにランディングページが公開された状態での納品となります。アップロード形式の場合、自社でランディングページ公開までの作業を対応する必要がありません。
CMS(コンテンツマネジメントシステム)へのアップロードの場合、制作会社がWordPressやStudioなどのCMSにページデータを直接反映し、公開可能な状態で納品します。
ただし、制作費の価格帯や制作会社によっては、追加料金が発生する可能性があります。仮にサービス料金にランディングページの公開が含まれていない場合、追加の支払いが必要なケースもあります。
ランディングページの制作と並行して、Web広告の掲載も依頼したい企業向けの内容です。
ランディングページはWeb広告と連携すると、より多くの方に自社商品・サービスをアピールできます。
制作会社によっては、Web広告の出稿や運用にも対応していますが、広告運用は別料金が発生するケースがあります。有料の場合は、広告運用の費用が予算内で依頼できるかどうか、確認しましょう。
また、Web広告はリスティング広告やディスプレイ広告など、種類が豊富です。広告の種類によって金額や特徴、掲載場所などが異なります。
依頼先を選定する際は、どの種類の広告運用を得意としているか、サイト上で確認しておくことも必要です
CMS(コンテンツマネジメントシステム)とは、コーディングなしでWebサイトの構築・運用が行えるシステムです。多くのCMSがユーザーインターフェースに優れており、直感的な操作が可能です。
ランディングページ用のテンプレートが搭載されたCMSを選べば、コーディングなしでランディングページを制作できます。テンプレートの選択や画像・文章の挿入は、ドラッグ&ドロップやキーボード操作で進められるため、操作に特別なスキルは必要ありません。
また、入力内容が直接反映される仕組みを採用しており、公開後も運用・更新作業をスムーズに進められます。
CMSを使ってランディングページを制作する場合、Studioを利用するのがおすすめです。Studioには豊富なテンプレートと7,600種類以上のフォントが用意されており、デザイン性に優れたランディングページを制作できます。
文章や画像、動画の配置場所はピクセル単位での調整に対応しており、自社のイメージを最大限反映できるでしょう。
さらに、レスポンシブデザインを標準実装しており、追加費用が発生する心配もいりません。
こちらの記事で、Studioを使ったランディングページの作り方や導入事例などを紹介しています。
>参考記事: Studioを使ったランディングページ(LP)のメリットと作り方|無料から使えるテンプレート・デザイン事例あり
ランディングページの制作費相場は、10万〜60万円と幅広いです。戦略設計や競合調査、素材制作など、依頼する業務量が増えるほど、制作費が高騰します。
制作費を抑えるには、CMSを活用して自社でランディングページを制作するのがおすすめです。
CMSの多くはランディングページ用のテンプレートを搭載しており、画像や文章もコーディングなしで挿入可能です。
ただし、はじめてCMSを導入する場合、どのシステムを選ぶべきか、わからない方もいるでしょう。
Studioは15万以上のサイト制作に導入されているツールです。豊富なテンプレートに加え、7,600種類以上のフォントが無料で利用可能です。
タイポグラフィやアニメーションもノーコードで実装できるため、自社のブランドイメージや世界観を最大限表現できるでしょう。
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