ホームページの更新手順|内製化する方法も紹介
Mari
2024.02.13
Updated:2024.12.24

ホームページは作成して終わりではなく、定期的な更新が必要です。社内で対応できる体制を整えることによって外注コストが削減できるだけでなく効果的なホームページの運用も可能になります。
今回は、ホームページの更新が必要な理由や内製化のメリット、ホームページの作成方法別の更新手順と注意点を解説します。
ホームページの更新が必要な理由
ホームページにおける更新とは、掲載内容を最新の情報にアップデートしていくための業務を指します。
商品のアップデートや事業内容の刷新に伴い、古くなってしまった情報を書き換えたり、新しく追加したりすることで正しい情報をユーザーに伝えるための重要な役割を担います。
更新作業が必要である最大の理由は、ホームページの集客力や売上、ブランドイメージを向上させることで本来の事業目的を達成するためです。
事業成長に寄与する理由は、大きく分けて以下の3つです。
企業としての信憑性を担保するため
ユーザーに有益な情報提供し、ホームページの効果を最大化するため
トラブル防止のため
企業としての信憑性を担保するため
ホームページを更新せず放置していると、時間の経過とともに掲載情報が古くなってしまいます。
ユーザーは掲載内容が最新の状態であるという認識でホームページを閲覧しているため、すでに取り扱っていない過去商品が掲載されていたり、お知らせの公開日時が数年前で止まっていたりすると企業としての信憑性を疑われる可能性があります。同時に最新の商品やサービスに対する興味関心も薄れてしまうでしょう。
ユーザーに有益な情報を提供するため
更新頻度を上げるためだけに一部を修正をしたり更新日時を変えたりすることは、SEO(検索エンジン最適化)対策において本質的ではありません。
ただし、情報が古く内容の乏しいものはユーザーニーズを満たせていない低品質なコンテンツと判断され、検索結果の上位に表示されなくなる可能性があります。
なお、ホームページの適切な更新頻度はサイトの目的や種類によって異なります。例えば、最新情報を発信するオウンドメディアは頻繁に更新し、新卒向けの採用サイトは年度ごとに更新するなど、ユーザーが求めるタイミングで更新しましょう。
トラブル防止のため
ホームページを更新せず古い情報を掲載し続けることで、トラブルが発生するリスクもあります。
例えば、ホームページに掲載中の商品についてユーザーから問い合わせがあっても、その商品の販売が既に終了している場合は、クレームの原因となります。また、オフィスの移転後もホームページの住所を更新しなければ、郵送物が旧住所に送られてしまいます。
このようなトラブルは会社への不信感にもつながるため、ホームページを更新して正しい情報を発信することが大切です。
ホームページの更新作業を内製化すべき理由
ホームページの更新作業を内製化すべき理由は、次の通りです。
外注コストを削減するため
業務の属人化防止・ナレッジ化のため
タイムリーなサイト運用のため
それぞれ詳しく解説します。
外注コストを削減するため
ホームページの更新作業を外注すると、当然コストがかかります。
料金体系は業者によって異なりますが、依頼する頻度や作業量が増えると金額も高くなります。しかしホームページの更新頻度を減らしてしまうと適切なサイト運用ができなくなってしまいます。
コストを抑えながら柔軟に対応できるよう、ホームページの更新作業を内製で行う体制を構築することが大切です。
業務の属人化防止・ナレッジ化のため
ホームページの更新作業を内製化すれば、業務の属人化を防止することも可能です。
例えば外注先の担当者しかホームページの更新方法を把握していない場合、担当者の不在時に作業が必要になっても対応できません。一方、社内の複数のメンバーが更新方法を把握していれば、常に対応できる体制を整えることができます。
さらに、業務内容を共有するためのマニュアルを作成し、社内のナレッジとして蓄積すれば作業をより円滑に進められるでしょう。
タイムリーなサイト運用のため
最新のニュースやキャンペーンの告知などは、なるべく早くホームページに掲載する必要があります。しかし、ホームページの更新作業を外注する場合、掲載内容を伝えるプロセスに時間がかかるため更新が遅れてしまいます。仮に何らかの変更やミスがあったときにユーザーが求める情報をすぐに提供できなければ、機会損失にも繋がりかねません。
したがって、ホームページの更新作業を内製化し、タイムリーなサイト運用ができる体制を整えておくことが大切です。これによりユーザーとのコミュニケーションを強化し、ビジネスの競争力を高められます。
ホームページの作成方法別の更新手順
制作会社に依頼したホームページを自分で更新する手順について解説します。
なお、作成方法によって必要なソフトや手順が異なるため、事前にどのような作成方法で構築されているのか確認しておきましょう。今回は更新方法の一例として以下の2つをそれぞれ説明します。
FTPソフトを使用する場合
CMSツールを使用する場合
FTPソフトを使用する場合
「FTPソフト」というファイル転送用ソフトウェアを使う場合は、更新したいページのHTMLやCSSのファイルを都度パソコンにダウンロード・アップロードした上でテキストエディタで編集して更新します。
更新の際にはホスト名やユーザー名、パスワードなどサーバーと接続するための情報が必要になるため、事前に準備しておきましょう。
基本的な更新手順は次の通りです。
ファイル転送に使用するFTPソフトをダウンロード
FTPソフトにサーバー接続情報を入力し、サーバーに接続
サーバーから更新したいファイルをダウンロード
テキストエディタを使用してファイルを編集し、変更内容を保存
保存したファイルをサーバーにアップロード
更新したページが適切に表示されているか確認
ファイルをテキストエディタで編集するには、コーディングの知識が必要です。少しでも記述を間違えるとホームページが表示されなくなったり、表示が崩れたりする可能性があります。
ファイルのダウンロード後は必ずバックアップを行い、ファイルのアップロード後は、更新内容が正しく反映されているかを忘れずに確認しましょう。
CMSツールを導入して作成している場合
簡単にコンテンツ管理・更新ができるCMSツールを活用している場合は、更新手順がシンプルです。導入しているCMSツールのログイン情報は事前に確認しておきましょう。
具体的な手順は次の通りです。
ブラウザでCMSツールの管理画面を開き、ログイン
更新したい該当ページのエディタを開き、内容を編集
下書き保存した上で、プレビュー画面から修正箇所を確認
修正ページを公開
この記事を掲載しているページもノーコードWeb制作プラットフォーム「Studio」のCMS機能を活用して制作しています。
CMSの管理画面から直接編集ができるため、HTMLで作成されたホームページよりも簡単に更新が完了します。また、複数のメンバーが同時にCMSの管理画面にアクセスでき、更新作業を効率的に進められます。
さらに、編集内容を一時保存し、プレビュー画面で表示を確認することも可能です。公開前に更新内容が正しく反映されているか確認できる点もCMSの特徴です。
「Studio」にはホームページ運用に役立つ機能が備わっているため、更新作業の内製化によってホームページの効果を最大化したいと考えている場合におすすめです。
まとめ|ホームページ更新作業を効率化するならCMSの活用がおすすめ
今回は、ホームページの更新が必要な理由や内製化のメリット、実際の更新手順と注意点を解説しました。ホームページを効果的に活用するには、CMSでコンテンツを更新することをおすすめします。
ノーコードWeb制作プラットフォーム「Studio」のCMSなら、チームで更新作業を行うための機能が備わっているのでコンテンツ管理や更新も簡単に行えます。
なお「STUDIO」では独自審査を通過した制作会社やプロフェッショナルのみをご紹介する「Studio Experts」という認定プログラムを実施しています。得意業種や納期・予算に合った最適なパートナーを見つけることで、より成果の上がるホームページ(Webサイト)を制作することが可能です。
どの制作会社に依頼すればいいのか分からない場合は、Studioコンサルタントにご相談ください。相談料や紹介手数料などは一切かかりません。