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課題
効果
・サイト制作における工数・コストを6割削減
・CVRを昨対比で139%と大幅に改善
・メンバーのWebサイト制作のスキルアップに貢献
株式会社ベネッセコーポレーションは、幼児~高校生向け通信教育をはじめとする「国内教育」のほか「大学・社会人」などの分野で事業展開をする企業です。
2023年11月よりエンタープライズプランでの利用を開始し、すでに複数のWebサイトにてStudioを導入。コスト削減やサイト制作の内製化など、ノーコードツールを活用することのメリットや効果を実感しているといいます。
今回は「こどもちゃれんじ」や「進研ゼミ」などのサイト運用責任者を務める冨田様に、Studio導入のきっかけや決め手、導入後の効果について伺いました。
Digital Innovation Partners
デジタルマーケティング部
Webサイト課
今福 文枝
Digital Innovation Partners
デジタルマーケティング部
Webサイト課 課長
冨田 幸子
── まずはStudio導入前の課題について教えてください。
冨田様:弊社は「こどもちゃれんじ」「進研ゼミ小学講座」「進研ゼミ中学講座」「進研ゼミ高校講座」のそれぞれでサイト運営をしています。
そうした中で大きな課題だったのが、サイト運用にかかる巨額のコストでした。私たちは、各学年に対して通年で同じ教材を売り続けるのではなく、定期テストの時期や部活に集中したいタイミングなどに応じてお届けする内容を変えています。多いときでは週3回のペースでサイトを更新しているため、比例して費用がかかる構造になっていました。
運用体制は、表計算ソフトでラフのデザインを社内で作成し、それを制作会社に共有。入稿されたデータを社内で確認して公開というのが基本の流れでした。部分的な変更であっても都度同じ作業が発生していたため、効率も良くなかったと思います。
── コストの見直しと効率性の向上。2つの狙いからStudioを検討されたんですね。Studio導入の決め手は何だったのでしょうか?
冨田様:大きく2つあります。1つ目は運用コストが格段に下がること。2つ目はサイト制作の知識がなくてもノーコードで更新ができることでした。
弊社はダイレクトマーケティングに強みがある会社で、紙のDMの制作スキルには自信があります。一方でサイト制作のスキルにはばらつきがあるため、どうしても制作会社に更新をお任せする必要がありました。それがStudioの活用により内製化を促すことができれば、更新費用を下げられるかもしれないと考えたんです。
ただし、同じノーコードツールでも海外のプロダクトを選んでしまうと、質問も回答も英語でコミュニケーションする必要があります。これからサイト制作の知識を新たにインプットしようとしている私たちにはそのハードルが高く感じられたため、日本語でサポート受けられるStudioを選ぶことにしました。
── 導入時に「エンタープライズプラン」を選ばれた背景についてはいかがでしょうか?
冨田様:エンタープライズプランであれば、弊社のセキュリティ要件にある監査ログなどの機能も実装されていますし、プロキシ機能によってStudioで制作したページをサブディレクトリへ段階的に移行させることもできます。
また、公開サイトのSLA99.9%が保証されているため、販売の山場である3月~4月であっても安定稼働が見込めます。特に専任サポートがついていることで、移行に向けて着実な準備ができるイメージもありました。こうした最低限の条件を満たしていたことも、弊社としては重要な要素でした。
※詳しくはこちら:エンタープライズ向けノーコードWeb制作用プラン | Studio
── 実際にStudioを利用してみた感想をお聞かせください。
冨田様:直感的に操作ができて、更新がしやすいと感じました。最初はStudioの使い方を学ぶ必要がありますが、慣れてくると使い勝手の良さを実感できるようになります。
最近では、Studio上でサイト制作をすることに面白さを見出すメンバーも増え、率先してページを更新してくれるようになりました。
── Studioでよく使っている機能、お気に入りの機能などはありますか?
冨田様:私個人としてはデザインエディタでボックスをダイレクト選択できる「Ctrl (⌘)+ クリック」のキーボードショートカットが便利でお気に入りです。キーボードショートカットを活用すると編集作業がさらに効率的になるので、ほかにも便利なものがあれば社内でどんどん共有していこうと思っています。
また、コンポーネントはよく使っていますね。事前に約200種類のコンポーネントを作成して、必要なコンテンツを選んで配置・編集するだけでページが出来上がるフローを構築しました。
── 更新頻度が高いからこその工夫があるわけですね。更新するメンバーも多い中、どのようにナレッジを共有しているのでしょうか?
今福様:月1回のペースでStudio講習会を開き、特に難しく感じるポイントを中心に学習できる機会を設けています。現在は制作会社ともチャットで相談ができますし、Studioの専任サポートを活用した相談もできる環境があります。周囲の方々の協力を得ながら、今後も社内のサイト制作スキルを伸ばしていこうと思っています。
── Studioの導入で得られた成果について教えてください。
冨田様:定量的な成果として、制作工数・コストの6割を削減できました。
具体的には、サイトの制作スケジュールが8週間から3週間になっています。以前は紙のDMとサイト制作を同時進行で進めていたので、変更が生じるたびに紙とサイトを修正する必要があり、作業に手間がかかっていました。
しかし、Studioの導入によってDM校了後にサイト制作を開始できるようになり、作業効率が大幅に向上しました。この結果には、弊社のメンバーのサイト制作スキルが向上したことも大きく貢献していると思っています。
以前はテキストを1行変えるにしても、該当ページのキャプチャを撮り、変更指示を赤入れして制作会社に送っていたんです。それが今は、社内のメンバーがデザインエディタから直接修正しています。
── サイト制作のスキルが着実に伸びているわけですね。
冨田様:DM制作とサイト制作の違いを学び、適切なデザインができるようになったと感じています。例えば紙媒体のデザインでは、限られた紙面の中に伝えたい情報をどう落とし込むかが重要になります。加えて弊社の場合は膨大な部数を刷る必要があり、配送料のコストも考慮しなくてはいけません。
そのため、結果的に内容を詰め込むことを重視しがちなのですが、サイトの場合は逆にシンプルなほうが読みやすくなると感じています。
最近はスマートフォンの利用が主流なので紙媒体のような斜め読みではなく、上から下へと配置する必要がありますし、コンテンツを縦に並べるべきかカルーセルにすべきかの判断もしなくてはいけません。こうした知識面・技術面の成長が見られる点は、工数やコストの削減よりも大きな成果だと社内では捉えています。
弊社では膨大な数のWebサイトを運営しているため、その中でも更新頻度の高い9〜10のサイトはすでにStudioに移管しました。このままほかのサイトの移管も進めば、サイト更新に必要な工数・コストはさらに下がり続けると考えています。
── Studioを使うようになり、お客様の反応に変化はありましたか?
冨田様:「進研ゼミ小学講座」では、2024年5月1日~8月25日の期間中でCVRが昨対比で139%となり大きな改善が見られました。要因としては、お客様の状況に合わせてよりフレキシブルな更新ができるようになったことが関係していると考えています。
もともとは、複雑なページ構成だと社内での更新が難しくなるからという理由でシンプルにした背景もあったのですが、結果としてお客様にも「読みやすい・わかりやすい」サイトになったのだと思います。こうした学びは次のアクションにもつなげていきたいですね。
── 今後、Studioを活用して取り組みたいことはありますか?
冨田様:社内でLPを量産できる体制を作りたいと考えています。
現時点ではテキスト変更などは社内で対応し、イチからページを作る場合には制作会社に依頼をしています。それを今後、規定のフォーマットをベースに、あらかじめ作成したパーツをコピー&ペーストすることで新しいLPを作成できないかと考えています。
画像制作については制作会社に頼る必要がありますが、それ以外の部分を社内で内製できれば工数・コストの削減につながるはずです。
以前は、リスク管理の観点からCMSすら触らないようにしていたことを思うと、すでに大きな変化が起きているのだと実感します。
── 最後に、Studioをおすすめしたい企業へメッセージをお願いします。
今福様:私たちのように、社内でサイト更新ができるような内製化を進めたい企業があれば、Studioは本当におすすめです。半年もあればWebサイト制作に関する基礎的な知識と技術が身につくと思いますので、もしも二の足を踏んでいるのであれば一度試してみてはいかがでしょうか。
1つ足がかりができれば、そこを起点にWebマーケティングなどの技術を身につけることも可能なはずです。ぜひ一歩目をStudioで踏み出してみてください。
── 今後もより使いやすいツールとなるように、改善を進めて参ります。貴重なお話をありがとうございました!
※掲載内容は取材当時のものです。
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