金融・保険
ランディングページ
Webサイトを見る
課題
効果
・LP制作期間を平均44日から約20日へ(52%短縮)
・外注比でコスト80%のコスト削減を実現
・営業など制作部門以外の工数も削減。「自分たちでできる」という自走意識が組織に浸透
「小売」と「フィンテック」を融合したビジネスを軸に、全社的なDXを推進する丸井グループ。その中でも、クレジットカード事業の中核を担うのが「エポスカード」です。特に近年は、人気アニメやゲームといったIP(知的財産)とのコラボレーションカードを次々と展開し、事業を大きく成長させています。
しかし、その裏側では、IPコラボならではの課題が顕在化していました。月に平均6件、多い時には3件同時にリリースされるというLP制作が、現場に大きな負荷を生んでいたのです。
そこで丸井グループでは、エポスカードの新券面LP制作において、従来の外注依存から脱却し、Studioを活用した内製化を実現。制作期間を52%短縮、コストを約80%削減という成果を実現しました。
DX推進の象徴的な取り組みとして、どのようにStudioを用いてLP制作体制の改革を進めたのか。丸井グループ内のアジャイルなプロダクト開発の推進・波及を目的に設立された株式会社マルイユナイトの風間有瑳さんと、丸井グループとGoodpatchが共同で設立したジョイントベンチャー・株式会社Mutureの新井望さんに話をお伺いしました。
株式会社マルイユナイト
Webサイトディレクター
風間様
株式会社Muture
PdM / デザイナー
新井様
──まずはStudio導入前の課題について教えてください。
風間様:丸井グループではアニメ・ゲーム・エンタメなどを中心に、外部IP様とコラボレーションした多種多様なクレジットカードを発行しています。たとえば最近新しくリリースしたのは「ねこおじエポスカード」「OMORIエポスカード」「REAL AKIBA BOYZエポスカード」など。現在も毎月たくさんの新しいカードがリリースされています。
従来のLP制作は、すべて外注を前提とした制作体制でした。ただ1つのLPをつくるのに、制作開始から公開までのリードタイムが平均44日間もかかっていたんです。エポスカードは月平均6件公開、場合によっては「3件同時にLPリリース」といったケースもあるので、LPの制作負荷は大きな課題でした。
また外注体制では制作を依頼するための時間、制作を進めていただいている待ち時間など、実際に私たちが手を動かす時間以外も考慮してスケジュールを立てなければなりません。こうした案件が複数同時並行で進行するので、とにかく大変でした。
新井様:フレキシブルな修正や更新対応が難しいことも課題でした。公開直前や公開後に「少し修正したいな」と思っても、その度に外注先への依頼が必要で、大きな工数とコストがかかります。修正依頼を出して対応を待ち、ようやく反映できる。この修正・更新の手間をどう減らすか考えていました。
──Studio導入の決め手は何だったのでしょうか?
新井様:導入事例の多さ、大きな企業も使われている信頼性、そして何より、国内企業で日本語サポートがしっかりしているという点が決め手でした。特に金融という領域は信頼性の担保が重要になるのですが、Studioなら大丈夫だという安心感がありました。
またStudioのエンタープライズプランでは、仕様に関する質問なども専任サポートの方に直接相談させていただき、Slack上ですぐに回答をいただけました。こうしたサポート体制の手厚さも非常にありがたかったと感じています。
──実際にStudioを使ってみた感想はいかがでしたか?
風間様:私はノーコードツールを実際に使うのは初めてだったんですが、ページデザインと使用する素材の用意さえできていれば、デザイナーやコーダーではなくても約3時間程度でLPが完成します。想像以上にスムーズでした。
新井様:風間さんの他にもデザイナーではない担当者がいて、みんなでタイムを測ったりしてみましたが、その方たちも同じように数時間でページができていました。現在は「チーム全員でページの更新や修正ができるようにしたいね」と話していて、デザイナー目線からマニュアル整備なども進めています。
風間:何よりも大きかった変化は、今まで外注でお願いしていた領域が「自分たちでできるんだ」という実感を持てたこと。その手応えが、チーム全体を前向きにしています。
──特に便利だと感じた機能はありますか?
風間様:コンポーネント機能が一番大きいですね。弊社の制作物は金融関係ということもあって、注釈や注意書きなど、厳密に誤りなく公開しなければならない文言が数多く存在します。それらを共通のコンポーネントとして読み込ませることで、コピー&ペーストの手間や抜け漏れの心配がなくなりました。
新井様:今後ルールが変わった際も、コンポーネントをひとつ直せば全ページに反映されるので効率化に直結します。コンポーネントのプロパティ設定で色だけいじれるようにするなど、変更可能な範囲を決められるのも大きいです。事故のない運用という観点で、非常に重要な機能だと思っています。
またライブプレビュー機能も便利ですね。今まで限られた人数にしか「こういう形で公開します」と周知や事前確認をできなかったものが、URLを共有するだけで多くの人に制作中のページを見てもらえる。
パソコン、スマートフォン、タブレットなどの各端末で実際の見え方を確認してもらえるので「ここのデザインがちょっと崩れてるよ」といったレスポンシブ対応のフィードバックを得られるようになりました。
──導入後、どのような成果がありましたか?
風間様:まず制作期間ですが、従来では平均44日かかっていたものが約20日になりました。52%の削減です。修正からリリースまでの時間も、今までとは比較にならないほど短縮できるようになりました。
コスト面では、外注と比較して1つのカード(券面)あたり約80%の削減率を実現しています。
また、営業チーム側の工数削減にもつながっています。従来は営業部隊がLPのラフ案を作成しており、担当者によっては約1〜1.5営業日を要していました。Studio導入を機に制作プロセスを整理できたことで、この作業を丸ごと削減できました。
新井様:導入をきっかけに、これまでの運用フローを大きく見直し、過剰に対応していた部分や、複数の部署で重複している作業を洗い出すことができました。
たとえば、以前はExcelに画像を貼り付けて営業の方とデザインについてやり取りしていたものを、Figmaに集約し、コメントでフィードバックする形に変えました。StudioとFigmaを組み合わせる運用は「直感的でやりやすい」と営業からも好評かつ変更の履歴も追いやすいため、、抜本的に改善できたポイントだと思っています。
──Studioはどんな企業や使い方におすすめですか?
風間様:LPが一番向いていると思います。ABテストを行ったり、仮説に基づいて改善したいと思った時点ですぐに修正できるのが大きいですね。大規模サイトでトンマナが固まっているものにも有効ですが、特に「どんどん作り変えて実験する土壌」として活かしやすいと思っています。
新井様:せっかく改善がすぐできるようになったので、ヒートマップを導入しようとしています。お客様目線で構成を見直しながら、数字をもとに改善のサイクルを回そうとチーム内で話していますね。
──今後、Studioをどのように活用していきたいと考えていますか?
風間様:現在は、まだ従来のページ構成を踏襲している部分が多いのですが、Studioによってすぐに修正・改善できる環境が整いました。導入をきっかけに、「こういうこともできそう」「こんな表現を試してみたい」と、チーム内でもアイデアがどんどん生まれています。これからは、“よりお客様に届く申込ページとは何か”という視点で、柔軟に仮説検証とアップデートを重ねていきたいと考えています。
最近では、他部署から「Studioを使いたい」という相談を受けることが増えました。今後はクレジットカードの申し込み用ページだけでなく、キャンペーンやイベント告知のページにも導入できればと思っています。
新井様:最終的な理想は、丸井グループとGoodpatchのジョイントベンチャー、いわば外部組織の立ち位置である私たちMutureがいなくなっても、丸井グループ内の「マルイユナイト」の皆さんだけで企画から実装、改善までを自走できる体制を築くことです。Studioは、その実現を後押ししてくれる心強いツールだと感じています。
※掲載内容は取材当時のものです。
業種
金融・保険
従業員数
1,001名〜
利用用途
ランディングページ
Webサイトを見る
Enterprise
より大規模なPV上限、エンタープライズ水準のSLA、専任サポートをご提供いたします
公開サイト SLA99.9%
月間PV数 2,000,000PV
マルチプロジェクト
専任サポート対応
プロキシサポート
監査ログ・サイト監視
公開サイトSLA99.9%
月間PV数 2,000,000PV
マルチプロジェクト
専任サポート対応
プロキシサポート
監査ログ・サイト監視
OUR CUSTOMERS
利用者数
700,000
人以上
公開中のWebサイト数
180,000
件以上
利用サイトの月間PV
最大
500
万
PV規模
さあ、今すぐStudioを始めよう。
無料ではじめる