クリエイターが最も輝く舞台を。ラグジュアリーホテルで開催「Studio Design Award 2025」イベントレポート
Studio
2026.02.27
Updated:2026.02.27
2026年2月13日(金)、第6回となるSDA 2025の授賞式を「フェアモント東京」にて開催しました。 今回のエントリー数は300件超え。クリエイティビティの幅がさらに広がったSDA 2025の模様をレポートします。

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2026.02.27
Updated:2026.02.27
2026年2月13日(金)、第6回となるSDA 2025の授賞式を「フェアモント東京」にて開催しました。 今回のエントリー数は300件超え。クリエイティビティの幅がさらに広がったSDA 2025の模様をレポートします。

Studioが主催するWebデザインの祭典「Studio Design Award(以下、SDA)」。2026年2月13日(金)、第6回となるSDA 2025の授賞式を「フェアモント東京」にて開催しました。
今回のエントリー数は300件超え。クリエイティビティの幅がさらに広がったSDA 2025の模様をレポートします。
また、イベントの熱気を詰め込んだダイジェストムービーを公開中です。受賞者の声や、細部までこだわり抜いた会場装飾など、当日の興奮と感動が蘇る内容に仕上がっています。ぜひご覧ください。

今年のSDA 2025 の舞台は、ラグジュアリーホテル「フェアモント東京」。ホールやライブハウス、美術館などさまざまな場所を検討するなかで、年々クオリティが高まるノミネート作品と、受賞者の皆さまを主役として讃えたいという想いから、この場所での開催に至りました。
会場を彩るクリエイティブも、ホテルの佇まいを活かすことを軸に設計。アワードの品格とクリエイターへの敬意が、場全体から伝わるデザインを目指しました。


SDA 2025では、会場の造作やノベルティ、スライドはもちろん、渋谷駅前の大型ビジョンや東急線車内サイネージなどで展開されたOOH(屋外広告)に至るまで、すべてがStudioメンバーによる制作物。ノミネートされた素晴らしいWebサイトたちと並んでも遜色のないクオリティを目指して、Studioのコミュニケーションデザインチームの熱量と努力を細部まで注ぎ込みました。

また、今回初となるオリジナルアパレルの販売も実施。これもボディの選定から刺繍、タグの加工に至るまでこだわり抜いて制作しました。


今年のオープニングでは、世界を舞台に活躍されている盆栽師・平尾成志さんと、フジロックフェスティバルなどに出演されている三味線奏者の寂空さん、そして津軽三味線山中流名取師範の谷川祐司さんによる、圧巻のライブパフォーマンスからスタート。


会場の空間演出には、平尾さんが選定した盆栽を大胆に配置。ホワイエや受付、卓上など、ラグジュアリーな空間に日本的な美意識と生命力を吹き込みました。

SDA 2025では、グランプリに加えてシルバー賞・ブロンズ賞を新設、さらに3つの企業賞と4つの特別賞を用意。年々レベルアップするノミネートサイトの中で、より多くの才能にスポットライトが当たる構成へと進化しました。

【企業賞】
Studio Design Awardの協賛企業がそれぞれ選出したサイトに授与される賞
Monotype賞
iDID賞
日本デザインセンター賞
【オリジナル賞】
グランプリ:2025年を代表するStudioサイトに贈られる、本アワードのグランプリ
シルバー:グランプリに次ぐ第2位として選出された、優れたStudioサイトに贈られる賞
ブロンズ:シルバーの次点となる第3位として評価された、優れたStudioサイトに贈られる賞
アウトカム賞:プロジェクトの成果に多大な貢献をしたサイトに授与される賞
オーディエンス賞:投票期間内に、X上で投稿へのインプレッションを一番多く獲得したサイトに授与される賞
【特別賞】
Experts of the Year:1年間に最も目覚ましい活躍を見せたStudio Expertsに授与される賞
Template Designer of the Year:2025年に最も評価されたStudio Storeのテンプレートデザイナーに授与される特別賞
※今年からオーディエンス賞の投票方式を変更。これまでのノミネートページ上での投票から、X上の公式投稿のインプレッション数による集計へと一新し、結果として40万近いインプレッションを集めました。
今回受賞されたサイトと受賞者は以下の通り。各受賞サイトに贈られた講評は、SDA 2025の公式サイトからご確認ください。
受賞サイト:勅使川原真衣 公式Webサイト

受賞サイト:旅と仕事と|日本の建築を巡る旅

受賞サイト:実家のこと。|親が元気なうちに考える実家とこれから

受賞サイト:東急株式会社 新卒採用サイト

受賞サイト:佐久間宣行事務所オフィシャルサイト



ここからは、本アワードのトップ3となるブロンズ、シルバー、そしてグランプリの発表の様子を、Studio COO吉岡が読み上げた講評と、受賞者のコメントとともにお伝えします。

第3位となるBronze Awardに輝いたのは、日本の伝統工芸と国民的キャラクターのコラボレーションサイト「CRAYON SHINCHAN JAPAN CRAFTS」です。
吉岡:まず目に飛び込んでくるのは、クレヨンしんちゃんのこれまでのイメージとは異なるシックな配色と落ち着いた表情による新鮮なビジュアル。キャラクターがキュートに見えるだけではなく、伝統的な手仕事から生まれる商品の価値が配色やデザイン表現から自然と伝わってきて、その世界観に引き込まれます。また、明朝体とサンセリフ体を組み合わせたタイポグラフィから、伝統性とモダンさが心地よいバランスで感じられ『世代を超えて親しまれる価値』を視覚的にも表現している点が印象的でした
工藤:この企画自体、僕が秋田県出身ということでお声がけいただいたプロジェクトでした。Studioを通して秋田の魅力を広めることができて、本当にありがたいなと思っています。余談なんですが、サイトの写真に写っているこの子供、実は僕の息子なんです(笑)。まずは息子に喜びを伝えたいと思います。

続いてSilver Awardを受賞したのは、株式会社ライデンのコーポレートサイトです。企業のビジョンや活動が、情報設計と表現の両面から非常に明確に伝えられている点が高く評価されました。
吉岡:大胆に確保した余白とタイポグラフィの設計が、視線の流れを自然に作り、次のコンテンツへシームレスに導いてくれます。特にスクロールに合わせてイエローのハイライトが1行ずつ重なっていく演出はミッションの理解を段階的に深める仕掛けとして効果的に機能している。単なる装飾ではなく、メッセージの受け取り方まで設計されたクラフトに、細部への配慮が感じられました。
全体を通して、ビジュアル表現、細かなインタラクション、最後に至るまで一切の妥協のないデザイン。その圧倒的なクオリティを讃え、ここにシルバー賞を贈ります。
松野:このサイトのデザインは、長年ライデンを支え続けてくれて、昨年末に独立した仲間と一緒に作ったサイトになります。彼と一緒に作ったのがこのサイトが最後だったので、こういった素晴らしい賞をいただけて本当に感謝しています。

SDA 2025の頂点、グランプリに選ばれたのは、株式会社グッドパッチが手掛けた「佐久間宣行事務所オフィシャルサイト」です。
テレビプロデューサー・佐久間宣行氏の公式サイトを作るプロジェクト自体が、テレビ東京コミュニケーションズ企画のYouTube番組の一環として進行。公開直後からSNSで爆発的な話題を呼んだ本作は「オーディエンス賞」とのダブル受賞となりました。
グッドパッチのクリエイティブディレクター・UI/UXデザイナーの栃尾さん、本プロジェクトの企画から進行管理まで携わった広報PRの井上さんは、驚きと喜びの表情を浮かべながら壇上に登壇。本プロジェクトに込めた熱い想いをコメントしました。
吉岡:面白そうだからやる、という純粋でパワフルなエネルギーが画面全体から溢れ出しているようなサイトでした。テレビプロデューサー、ラジオパーソナリティ、作家と様々な顔を持つ佐久間氏の活動を、単なるポートフォリオではなく、一つのエンターテインメントコンテンツへと昇華している点に圧倒されました。
情報整理、ビジュアル、操作性、精度。その全てに一切の妥協がなく、なおかつ訪れる人に『次はどんな面白いことが待っているのか』という期待を抱かせる。これほど多様で膨大な活動や情報を、緻密なアートディレクションによって一つのWebサイトとして成立させた手腕は、まさに圧巻の一言です。最大限の敬意と祝福を込めて、ここにグランプリを贈ります。
栃尾:今回のデザインは、Webサイトとして"正しいこと"が全部できているかというと、多分少しズレたことをやっていることも多くて。ただ、私自身が裏テーマにしていたのは、ものづくりをする人たちにとって、少しでもエールを送れるようなプロジェクトになったらいいなということでした。
『こんなことはやっちゃいけない』ではなく、『もっとこういうことができたら、使う人が喜んでくれるんじゃないか』。そういった発想から始まるデザインがあってもいいんじゃないかと思って作ってきたので、それが評価されたことが本当に嬉しいです。
井上:今回のサイトは、佐久間宣行さんの公式サイトとして、テレビ東京コミュニケーションズさん企画のYouTube番組の一環で制作させていただいたものです。一番考えていたのは、デザインというものを別の言葉に翻訳して届けることで、デザインの少し外側にいる、縁遠く感じている人たちにとって、デザインの価値や面白さが届くんじゃないかということでした。
やはり一番嬉しかったのは、コンテンツ制作の最前線にいる佐久間さんご本人から『ものづくりをする人間として感服しました』という言葉をいただけたこと。デザイナーではない私だからこそ届けられる『デザインっていいな』という想いを、これからも伝えていきたいです。
SDA 2025では、授賞式と並ぶもうひとつの目玉企画として、3つのトークセッションを実施しました。
※トークセッションの様子や内容は、後日レポート記事を公開します。
最初のトークセッションでは、大阪・関西万博のデザインシステムや、NIKEやYANMARなど数々のグローバルブランドのクリエイティブを手掛けるクリエイティブディレクター・引地耕太氏(株式会社VISIONs代表取締役 / 一般社団法人 COMMONs 代表理事)が登壇。

2つ目のトークセッションでは、Osaka MetroのCIや国立公園のブランディングで知られるアートディレクター・色部義昭氏(日本デザインセンター)と、デザインエンジニアとして領域横断的な活動を展開する緒方壽人氏(Takram)が登壇。グラフィックデザインとエンジニアリングという異なる領域から、デザインの未来を語り合いました。

最後のトークセッションでは、SDA歴代グランプリ受賞者が一堂に会する特別企画。
2021年の犬飼崇氏(NEWTOWN)、2022年の赤松健次氏(飛企画)、2023年の細尾正行氏(スピッカート)、2024年の溝口耕太氏(アイティプラス)が登壇し、受賞後の歩みや気になるノミネートサイトについてお話しいただきました。

Studioとして初めてお呼びするスピーカーも多かった今回。登壇者の方々が各サイトのクオ リティやStudioユーザーの熱量の高さに驚かれていたのが印象的でした。

今回のSDAでは、CEO石井・COO吉岡による設立10周年記念のKeynoteセッションを実施。年々変化が急速になるWebの潮流に対応して、「Craft」「Connect」「Collaborate」の3つをテーマに今後リリース予定の新機能を発表しました。
授賞式の最後、吉岡は「ものすごくエネルギッシュな作品が並んでいて、自分も作りたくなりましたね。熱をもらえて、明日から頑張れそうです」とコメント。
石井も「こういう場があるのはやっぱりいいですよね。創造力を掻き立てるような場ができて嬉しい。クリエイター同士がJam(即興演奏)するように刺激し合い、より良いクリエイティブを作っていく世界にしていきたいです」と展望を述べて授賞式を締めくくりました。
授賞式後は、同ホテル43階「DRIFTWOOD BAR & GRILL」にて料理とお酒を楽しむアフターパーティーを開催。来場者・受賞者の方々が談笑しながら名刺交換や写真撮影など活発に交流する様子が見られました。



今年も無事に開催を終えた「Studio Design Award」。Studioを使ってくださっている皆さまと顔を合わせられるこの時間は、私たちにとっても一年の積み重ねを感じるひとときです。
あらためて、今回応募・参加してくださったすべての皆さまに感謝の意を示すとともに、来年も最高の創作体験を提供できるよう、Studio一同尽力してまいります。
また来年、お会いできますように!

【Credit】
Videographer / Editor : Tamba Osamu
Photographer : Uchino Hideyuki
Creative Director / Producer : Maehara Takahiro
Writing : Ishida Tetsuhiro
Content Editing : Hayashida Mika
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