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課題


効果
・ページ制作にかかる期間が、約1ヶ月から約1週間へ短縮
・社内の要望や広告施策に合わせて、ページを素早く改善できるように
・サイト改善に加え、広告施策や市場環境の変化など複数の要因を背景に、新規売上は導入前比で約43%増加
・大企業かつセキュリティ要件の高い環境でも、安心して運用できるWeb制作基盤を実現

スロバキア発のデジタルセキュリティブランド「ESET」。世界中で利用される同ブランドの製品は、日本ではキヤノンマーケティングジャパングループが国内総販売代理店として提供しています。
ESET製品の販売に携わるキヤノンITソリューションズでは、コンシューマー向け製品の販売促進を担うチームが、ESETの販売ページ「キヤノンITSオンラインストア」の制作・運用にStudioを活用。従来はページ制作や更新に時間を要していましたが、現在はデザインから構築・改善までを自社内でスピーディーに進められる体制を構築しています。
導入後、ページ制作にかかる期間は約1ヶ月から約1週間へと短縮。さらに、広告施策や市場環境の変化も背景に、新規売上は導入前と比較して約43%増加しました。制作スピードとデザイン性、セキュリティ要件への対応をどのように両立し、購入しやすいページ改善へとつなげていったのか。導入の背景から、Studioを活用したサイト改善の裏側まで伺いました。
セキュリティソリューション営業本部
営業担当
辻垣様
セキュリティソリューション営業本部
デザイン担当
野添様
セキュリティソリューション営業本部
デザイン担当
江副様
──まず、ESETについて簡単に教えてください。
辻垣様:ESETは、スロバキアで開発されているセキュリティソフトウェアです。日本では私たちのグループが仕入れ、販売を行っています。ESETにはコンシューマー向けとビジネス向けの製品があり、私たちのチームでは主にコンシューマー向け製品の販売促進を担当しています。
自社ECサイトをはじめとする複数の販売チャネルを通じて製品を提供しており、その中でオンラインショップのページ制作や改善にも取り組んでいます。
──Studio導入前は、どのような課題があったのでしょうか。
辻垣様:一番大きかったのは、スピードの課題です。以前のサイトは私たちのチームで直接管理していたわけではなく、グループ会社側に依頼して更新する流れでした。
そのため、何かを直したいと思ってもすぐに修正できる体制ではなかったんです。軽微な修正であれば急ぎで対応してもらえることもありましたが、たとえば新しくページを立ち上げようとすると、感覚としては1ヶ月ほどかかることもありました。
今は、私たちのチーム内で案を出して、デザイナーに依頼すれば、画像も含めて1週間ほどでページを作れるようになっています。キャンペーンや販売施策をスピード感を持って動かしたいという思いがあったので、その変化はかなり大きいですね。
──現在は、どのようなフローでページ更新を進めていますか。
辻垣様:基本的には、私や営業担当、チームメンバーから「このページを直したい」「キャンペーンを立ち上げたい」といった要望が出ます。その内容をExcelやPowerPointで簡単にまとめて、デザイナーに依頼します。
すると、デザイナーから「こんな感じでどうですか」とライブプレビューが上がってきます。それを見ながら、「ここをこう直してほしい」とやり取りをして、調整していく流れです。
ライブプレビューのURLを社内で共有できるので、関係者も確認しやすいです。こちらで見て「OKだね」となれば、すぐに公開できます。ライブプレビューは、今の運用には欠かせないですね。

──営業やデザイナー以外の部署からも、修正依頼はありますか。
辻垣様:あります。たとえばサポート部門から「お客さまから問い合わせが来ているので、ここに文言を足してほしい」といった相談が来ることもあります。
そういう修正も、すぐに対応できる内容であれば、私たちを通してデザイナーに依頼し、素早く反映できます。以前よりも、現場の声をページに反映しやすくなったと感じています。
──Studioを知ったきっかけは何だったのでしょうか。
辻垣様:もともと、販売ページなどを自分たちでスピード感を持って作れるサービスを探していました。その中で、広告代理店の方に相談したところ、Studioを紹介していただいたんです。
他のサービスもいくつか比較しましたが、価格や機能、できることの範囲などを見たうえで、「Studioが良さそうだね」という話になり、導入を検討しはじめました。
──大企業で新しいツールを導入するとなると、社内確認も多そうです。
辻垣様:そうですね。販売ページを私たちのチームで管理するという話をしたときも、社内からは「本当に作れるのか」「セキュリティ面は大丈夫なのか」「ドメインはどうするのか」といった反応がありました。反対というよりは、「本当に大丈夫?」という心配が大きかったですね。
特に私たちはセキュリティ商材を扱っています。そのため万が一自社のWebサイトに何かが起きたときに、対外的な信頼を損なってしまいます。加えて、IT企業として遵守すべき社内基準もあります。サービスの可用性や停止時の復旧対応、脆弱性検査やパッチ適用の実施状況など、確認しなければならない項目は多くありました。
そこで、Studioの担当者の方に直接質問しながら、一つひとつ確認していきました。導入までには時間がかかりましたが、逆に言えば、そこをクリアできたことは大きかったです。セキュリティ面でも安心して使えると判断できたことが、導入の後押しになりました。
──Studioの操作性やデザイン面については、どのように感じていますか。
野添様:直感的に使えるところが大きいです。学習コストが低く、最初から比較的スムーズに操作できました。定期的に新しい機能も追加されているので、学びながら活用しています。
江副様:最初の立ち上げ時は少し苦戦した部分もありました。ただ、反映の速さやデザインの自由度はとても高いと感じました。作ったものをすぐ確認できるのは便利ですし、テンプレートを使いながら制作できる点も助かっています。
辻垣様:私自身も導入前に試用版のような形で触ってみたり、デザイナーが操作している様子を見たりしていました。見ているだけでも「いろいろできるんだな」と感じましたね。
また、やりたい表現を実現する方法がStudioのサイトやヘルプに載っているので、調べながら進められるのもありがたいです。

──デザイン面では、特にどのような改善がありましたか。
辻垣様:以前の環境でもページは作れましたが、デザイン性やレスポンシブ対応には課題がありました。
たとえば価格表のような情報を載せたいとき、PCでは問題なく見えても、スマートフォンではかなり見づらくなってしまうことがありました。あるいは、スマートフォン表示を優先すると、今度はPC側でできる表現が限られてしまうデバイスごとの表示を両立することに難しさを感じていました。
Studioでは、PCで作ったデザインをもとにスマートフォン表示も調整しやすいので、レスポンシブ対応の工数はかなり削減できていると思います。
最近はAuto Responsive機能も登場したので、文字の改行やコンテンツの段組みなど、これまで手動で調整していた部分の工数を減らせないか試しています。レスポンシブ対応の効率化という点でも、今後さらに改善できそうです。

──今回のサイトでは、モデルごとの価格表に導入台数と契約年数を選べる「+」「−」ボタンがついています。これはかなり特徴的ですね。
野添様:そうですね。ESETのオンラインショップでは、モデルが複数あり、導入台数や契約年数によって価格が変わります。以前のように表組みで情報を並べるだけだと、お客さまにとっては「どれを選べばいいのか」が分かりづらい部分があったんです。
そこで、各モデルのカード上で台数と年数を選ぶと、価格が自動で変わるようにしています。Studio上の表現に加えて、カスタムコード機能でJavaScriptやCSSも組み合わせながら実装しました。
お客さまが自分に合った条件で金額を確認できるので、比較もしやすくなります。購入前の迷いを減らし、安心して購入ボタンを押してもらうための工夫ですね。

江副様:デザインを考えるうえでは、見る方が分かりやすく、安心して購入手続きへ進めることを意識しています。画像も必要以上に使いすぎず、情報が伝わりやすい設計を心がけています。
辻垣様:私たちからデザイナーに「このサイトのこんな表現はできる?」と相談することも多いのですが、多くの場合、「実現できます」「この方法で対応できます」と返ってきます。やりたいことがかなり実現できているのは、Studioを使っていてうれしいところですね。
──Studio導入後、成果面ではどのような変化がありましたか。
辻垣様:新規売上で見ると、導入前と比較して約43%伸びています。また、こうしたサイト改善や業務効率化の取り組みは、社内でも評価され、業務プロセス改善の一環として社長賞をいただきました。
もちろん、広告出稿量の変化や市場環境など、複数の要因が重なった結果ではあります。ですので、すべてがStudioだけの効果とは言い切れません。ただ、ページの見た目や、お客さまが購入しやすいUX・UIに改善できたことは、大きく寄与しているのではないかと思っています。
特に、以前は価格や台数が表組みで並んでいて、どれを買えばいいのか分かりづらい部分がありました。今は、モデルごとの違いを比較しながら、導入台数や契約年数に応じた価格をその場で確認できます。お客さまが自分に合う商品を選びやすくなったことは、売上にもつながっているのではないかと感じています。
──現在、数値はどのように確認し、改善に反映していますか。
辻垣様:営業担当としては、売上などの数値を日次で確認しています。また、チームとしては週に一度のミーティングで数値を確認し、広告代理店からの助言やチーム内での検討結果をもとに、ページ改善へ反映しています。
「ここをもっと見やすくした方がいいのではないか」「この情報を目立たせた方がいいのではないか」といった意見を出し合いながら、ページを少しずつ改善しています。Studioを使うことで、そうした改善をスピード感を持って実行できるようになりました。
──今後、Studioで取り組んでみたいことはありますか。
辻垣様:製品選択をサポートするコンテンツに取り組んでみたいです。たとえば、いくつかの質問に答えていくと、「あなたにはこのモデルがおすすめです」と表示されるようなものですね。
ESETには複数のモデルがあるので、お客さまの使い方に合わせて、最適な製品を分かりやすく提案できる仕組みを作りたいと考えています。
──最後に、Studioはどのような会社やプロジェクトにおすすめできると思いますか。
辻垣様:レスポンシブ対応に時間がかかっている会社には、とても向いていると思います。私たちもそこに課題を感じていましたが、Studioを使うことでかなり効率が良くなりました。
また、キャンペーンページや広告のリンク先をたくさん作り、公開後も少しずつ改善していくような会社にも合っていると思います。一度立ち上げて終わりではなく、課題のある箇所を改善し、成果につながっている部分をさらに伸ばしていく。そういう運用を日々行うチームには使いやすいのではないでしょうか。
あとは、セキュリティ要件が厳しい企業でも、必要な確認を重ねながら導入を検討できると思います。私たち自身、導入前にかなり細かく確認しましたが、一つひとつクリアしながら進めることができました。
スピード感を持ってページを作り、数値を見ながら改善し続けていく。そのための制作・運用基盤として、Studioは私たちの取り組みに合っていたと思います。
※掲載内容は取材当時のものです。

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