サービスサイト制作の費用相場|価格帯別の目安と、費用を抑える方法を解説
村上 悠希
2026.07.17
Updated:2026.07.17
サービスサイトの制作費用は、目的や規模、依頼先によって10万円台から、大規模なもので1,000万円規模まで大きく変わります。価格帯ごとに何が作れるのか、費用が何で決まるのか、そして費用を抑える方法までを整理しました。これからサービスサイトの予算を組む担当者や、見積もりの妥当性を確認したい方を想定しています。

村上 悠希
2026.07.17
Updated:2026.07.17
サービスサイトの制作費用は、目的や規模、依頼先によって10万円台から、大規模なもので1,000万円規模まで大きく変わります。価格帯ごとに何が作れるのか、費用が何で決まるのか、そして費用を抑える方法までを整理しました。これからサービスサイトの予算を組む担当者や、見積もりの妥当性を確認したい方を想定しています。

サービスサイトの制作費用は、目的や規模、依頼先によって10万円台から、大規模なもので1,000万円規模まで大きく変わります。
価格帯ごとに何が作れるのか、費用が何で決まるのか、そして費用を抑える方法までを整理しました。これからサービスサイトの予算を組む担当者や、見積もりの妥当性を確認したい方を想定しています。
なお、サービスサイト以外も含めたWebサイト全般の費用感は、種類・依頼先別にまとめた費用記事もあわせてご覧ください。本記事はサービスサイトに絞って解説します。
サービスサイトの制作費用は、おおむね次の4つの価格帯に分かれます。何にいくらかけるかではなく、どこまで作り込むかで価格帯が決まります。
価格帯 | ページ数の目安 | 制作期間の目安 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
10万〜50万円 | 1〜3ページ | 2週間〜1ヶ月 | テンプレート活用の最小構成。写真・原稿は自社で用意。名刺代わりのサイト |
50万〜150万円 | 5〜10ページ | 1〜2ヶ月 | オリジナルデザインを一部導入。基本的なページと問い合わせフォーム |
150万〜500万円 | 15〜20ページ | 2〜4ヶ月 | 完全オーダーメイド。調査・集客・ブランディングまで含む標準的な本格サイト |
500万〜1,000万円以上 | 20ページ以上 | 4ヶ月以上 | 多機能・大量ページ・多言語などの大規模構成。エンタープライズは要問い合わせ |
ページ数はあくまで目安で、実際の費用はデザインの作り込みや機能の要件によって大きく変わります。
同じ「サービスサイト」でも、テンプレートを使うか、ゼロからデザインするかで費用は数倍変わります。まず自社がどの価格帯を必要としているかを見極めることが、見積もりを読む出発点になります。
サービスサイトの見積もりは、主に次の費目で構成されます。
企画・ディレクション費
デザイン費
システム開発費
原稿・撮影などのコンテンツ費
保守・運用費
これらの金額は、おもに次の5つの要素で増減します。内訳を読むときはこの5点を確認すると、過不足を判断しやすくなります。
ページ数とコンテンツ量:ページが増えるほどデザイン・実装の工数が積み上がります
デザインの水準:テンプレート活用か、ゼロからのオリジナルデザインかで大きく変わります
写真撮影・原稿作成の有無:素材を制作会社に用意してもらうか、自社でそろえるかで費用が変わります
機能の複雑さ:必要な機能しだいで価格帯が一段上がります。問い合わせフォーム程度であれば標準機能で収まることが多いですが、予約・決済・会員ログイン・多言語対応や、外部の顧客管理(CRM)システム・予約システムとの連携が加わると個別開発が必要になります。同じページ数でも、こうした機能要件の有無で費用は大きく変わります
公開後の運用・保守:制作会社に保守を任せる場合、月額数千円〜数万円程度(大規模なサイトでは10万円程度になることも)が目安です。更新を自社で担えるかどうかで、この月額費用が発生するかどうかが変わります
このうち見落とされやすいのが、写真・原稿などの素材費用です。デザインや実装の見積もりだけを比較し、素材を自社で用意できる前提が崩れて後から費用が膨らむケースは珍しくありません。
サービスサイトの制作費用は、誰に頼むかでも変わります。依頼先は大きく3つに分かれ、それぞれ費用と得意分野が異なります。
制作会社に依頼する:規模により、小規模で50万〜200万円、中規模で200万〜600万円、大規模で600万円以上が目安です。ディレクター・デザイナー・エンジニアがチームで対応するため品質は安定しますが、その分費用は高くなる傾向があります
フリーランスに依頼する:5万〜40万円前後が中心の価格帯です。費用を抑えやすい一方、対応範囲は個人のスキルに左右されます
自社で内製する:ノーコードツールなどを使い、社内で制作します。ツールの利用料(月額数千円〜数万円程度)が中心で、初期の外注費はかからない一方、制作にあたる人の工数が必要です
どの依頼先にも合理性があります。重要なのは初期制作費だけで比較しないことです。サービスサイトは、料金プランの改定、新機能や新プランの追加、キャンペーン情報の掲載、導入事例やよくある質問(FAQ)の追加など、公開後に更新が発生する場面が多いという特徴があります。更新のたびに外注すると費用が積み上がるため、初期費用と運用費用の両方を見て判断することをおすすめします。
外注と内製では、費用の出方が変わります。外注では、制作や更新を依頼するたびに費用が発生します。更新が増えるほど、その分だけ費用も積み上がります。一方、内製では、費用の中心がツールの月額料金と社内の作業時間になります。更新のたびに追加の外注費が出ていくことはありません。
特に差が出るのが、公開後の更新コストです。外注で1ページあたり数万円〜数十万円の更新費が毎月発生する運用では、年間の費用が初期制作費を上回ることもあります。
トヨタファイナンシャルサービスのおでかけアプリ「my route」関連サイトでは、サイト更新を外部に依頼していたため、1ページあたり約20万円の外注コストが毎月1〜2ページ分発生していました。ノーコードツールで内製化したことで、年間100万円以上のコスト削減を実現しています。あわせて更新にかかる期間も、半月〜1ヶ月から最短1時間〜最長1日へ短縮されました。(トヨタファイナンシャルサービスの導入事例)
ただし、すべてを内製にする必要はありません。複雑な部分は外注し、それ以外を自社で進めるという組み合わせ方も有効です。伊藤忠商事の繊維カンパニーでは、サービスサイトの制作で複雑なデザインはStudioの制作パートナーに依頼し、それ以外は自社で作り進める体制をとっています。あわせて分散していたサイト運用を一元化し、運用コストを約40%削減、修正が反映されるまでの期間も数週間〜1ヶ月超から1〜2週間程度へ短縮しました。(伊藤忠商事の導入事例)
内製にも前提はあります。制作にあたる人の学習や工数は必要で、高度なデザインや複雑な機能は外注のほうが向く場合もあります。内製化を急ぐ必要はありません。まずは更新頻度や社内の体制を確認し、どこを自社で担い、どこを外注するかを見極めるとよいでしょう。
ノーコードでWebサイトを制作・公開・運用できるプラットフォームの一つにStudioがあります。コードを書かずに更新まで社内で完結できるため、更新頻度の高いサービスサイトでは運用費を抑えやすくなります。一方で、すべての要件に標準機能だけで対応できるとは限らず、複雑な機能では追加の工夫が必要になる場合もあります。
サービスサイトの費用は、依頼の仕方しだいで抑えられます。品質を落とさずにコストを下げるための主なポイントは次の4つです。
目的とページ範囲を先に絞る:目的が曖昧だと必要な機能やページを絞れず、見積もりが膨らみます。何を載せ、何を削るかを先に決めます
素材を自社で用意する:写真や原稿を自社で準備できれば、撮影費・ライティング費を抑えられます
公開範囲を最小限から始める:最初から完成形を目指さず、必要なページだけで公開し、反応を見て追加する方針が費用を平準化します
更新を内製できる体制を選ぶ:公開後の更新を社内で完結できる作り方にすると、運用費を抑えやすくなります
注意したいのは、相場より極端に安い見積もりです。素材準備や修正対応が範囲外で、後から追加費用が発生する場合があります。見積もりは金額だけでなく、対応範囲をあわせて確認することをおすすめします。
サービスサイトに必要なページの考え方や構成については、サービスサイトとは?基本構成やデザイン事例を解説した記事も参考になります。
サービスサイトの制作費用は、テンプレート活用の10万円台から、大規模なもので1,000万円規模まで幅があります。費用はページ数・デザイン水準・素材の用意・機能の複雑さ・運用体制の5つで決まります。
依頼先は制作会社・フリーランス・内製の3つに分かれ、それぞれ費用と得意分野が異なります。初期制作費だけでなく、公開後の更新費まで含めて比較することが、サービスサイトでは特に重要です。更新頻度が高い場合は、内製で費用構造を変える選択肢も検討する価値があります。
広告代理店・SaaS企業を経て、現在はStudioでマーケティングを管掌。
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