私の好きな「私」でいるために。憧れの旅暮らしを実現した起業女子・はるなさんの生き方
"コーディングには苦手意識が強くて、「もうサイト構築は絶対やらない!」と思ってました。"
杉野 遥奈
Sugino Haruna
"コーディングには苦手意識が強くて、「もうサイト構築は絶対やらない!」と思ってました。"
杉野 遥奈
"コーディングには苦手意識が強くて、「もうサイト構築は絶対やらない!」と思ってました。"
杉野 遥奈
Sugino Haruna
独立、スクール運営、無拠点生活、そして起業。STUDIOポートフォリオを携え、パワフルに自分だけの人生を切り開く、株式会社STARTY代表取締役・はるなさんにお話を伺いました。
まずは自己紹介をお願いします。
旅するフリーランスのはるなです。
(※ 現在は会社を設立し、「旅する起業女子」として活躍されています)
Web制作をしたり、時間と場所に縛られず自由に生きる人を増やすことを目的としたオンラインスクール事業「DeLife」の運営をしながら、全国のホテルを点々と旅して暮らしています。

当たり前にとらわれない、自分らしくいられる暮らしを
今の生活はどんなものですか?
もともと旅が大好きで、旅をしながら生活したいという思いから、一年半ほど前に会社を辞めて独立し、Webデザイン・制作のクライアントワークを始めました。
そこからさらに、もっと自分と同じような生き方ができる人を増やしたいなと考えるようになり、時間と場所に縛られず自由に生きる人を増やすことを目的としたオンラインスクール事業「DeLife」を友人と共同で立ち上げました。
現在は、旅をしつつ、自分でもWebデザインをやりながら、スクール運営に携わっています。
旅暮らしを選んだ理由は?
もちろんもともとは普通に家があって、たまに旅に行くという感じだったんですけれど、ある時、仕事上は旅先にいようと思えば好きなだけ滞在できるはずなのに、「家があるから帰るのが当たり前」というだけの理由で、いちばん自分らしくいられる大好きな「旅」という時間を「たまにの機会」にしちゃっていいのか?と疑問を持ったんですよね。
別に好きなところに居たいだけ居られるようになってもいい、家は絶対に必要なものではないと気づいて徐々に無拠点生活を確立させ、今では完全無拠点で、全国各地のホテルを自由に移動しながら暮らすようになりました。
憧れの旅暮らしを実現されているわけですが、今の暮らしのなかでどんな瞬間が1番楽しいですか?
旅をしているからこそ出会える、そのならではの土地の空気感だったり、現地の食べ物や人、ものを発掘するのがすごく好きで。
例えば今(取材時)いる葉山だったら、自然の中で綺麗な夕日を見たりとか、海に遊びに行ったり、現地のレストランで美味しい料理を食べたりとか。
そういう「新しいものに触れる」という一番幸福な瞬間が、日常的に訪れるのがこの生活の醍醐味かなと思います。

「自由」への熱い想いを注ぎ込んだ事業でSTUDIOともコラボ
とても素敵な暮らしですね。 この生活を支えるお仕事面も気になります。現在は、どんな仕事にもっとも力を入れていますか?
今一番力を入れているのは、独立に特化したWebデザインのオンラインスクール「DeLife」という事業です。
私自身、スキルゼロの状態で会社をやめてから3ヶ月間、スクール型のプロジェクトを利用しながら目的を持ってみっちり勉強し、Web制作フリーランスとして活動できるようになっていきました。
自分で自由な生き方を切り拓く経験をし、やり方次第で誰もに可能性があると確信したからこそ、もっと自由に生きる人たちを増やしたいという思いが強くなっていって。
あまり好きでもない仕事に時間を割いて生きている人を救うこと、自分と似た価値観の人達に「自由に生きれるんだよ」と伝えてあげることがスクールを通してできると感じているので、運営にはすごくやりがいを持って取り組めています。
カリキュラムの中では、Web制作の手段の一つとして、STUDIO公式さんにコラボ講義を開催してもらったりもしていますね。
コラボ講座では受講生の皆さんの熱量にとても驚かされました! はるなさん自身は、STUDIOを実際使ってみてどうでしたか?
私はもともと、デザインだったり表現することは好きなんですけれど、コーディングには苦手意識が強くて、挫折経験から「もうサイト構築は絶対やらない!」とまで思っていたので、初めてSTUDIOを使ってポートフォリオサイトを作ったときは、「こんなに感覚的に本物のイケてるWebが作れるのか」と本当に感動しました。
Webを制作する時に、他の人に依頼せずに自分だけで、しかも楽しく制作が完結できるSTUDIOという選択肢が増えたのは、本当に大きいなと思っていますし、私と同じようにコーディングに挫折してしまった人に、是非STUDIOを使ってみて欲しいなって思います。
ありがとうございます! STUDIOで制作されたポートフォリオサイトも、とても素敵でした。
STUDIOは自分で構築するときのカスタマイズ性も優れているけれど、テンプレートが豊かなのも魅力ですよね。
私のポートフォリオサイトなんかでも、実は上手く引用も組み合わせたりしていて、おかげで実質3、4日という短期間でできちゃったんです。
私の周りのフリーランスや個人の経営者の方も、意外と自分のポートフォリオサイトってないことが多く、自己紹介でSNSのプロフィールリンクを送りあったりしているので、そういったビジネスの場での自己紹介の手段として、「どんな仕事をしているのか」「何を大切にしてるのか」を自分の表現方法で伝えることができるポートフォリオサイトをSTUDIOで作って持っておくのは、すごくおすすめしたいなと思っています。

そのお手本となるような、はるなさんらしさがとても伝わってくるポートフォリオに仕上がっていますよね! 是非、こだわったポイントを聞かせてください。
そうですね、全体のアニメーションには、ちょっとこだわっています。
コーディングをやっていたときは、アニメーションには難しすぎて手が出なかったんですけれど、STUDIOだと自分の手でそのまま動きが細かくデザインできるので、コンテンツの出てくる速度、順番にこだわって、サイト全体のニュアンスの演出を意識しました。
要素がただ表示されるだけじゃなく、順番にふわっと現れる今風のアニメーションを施したファーストビューがお気に入りです。
ポートフォリオサイトのリリース以来、どんな変化がありましたか?
もちろんポートフォリオサイトそのものにも反響をいただきましたし、「STUDIOで作った」ということで、STUDIOについて受講生や友人に聞かれることも増えたので、教えてあげるために触る機会が増えましたね。
あとは結構制作のお仕事でも、「STUDIOっていうの聞いたんだけどそれでもできるの?」というような依頼が増えていて。私自身だけじゃなくDeLifeの受講生・卒業生も巻き込んで、STUDIOでの制作にもどんどん取り組める体制にしていこうとしています。
周りも巻き込んで自由な生き方を切り開いていく姿勢、とてもはるなさんらしいですね!STUDIOが自由を作り出すひとつの要素になれたらとても嬉しいです。
いつも理想の人生を追求する努力を。憧れの暮らしを手に入れるまでのこと

話は少し戻りますが、そもそもご自身のキャリアは、これまでどんな軸で築いてこられたんでしょうか?
自分の好きなこと、ワクワクすることを仕事にしたいという思いは昔から強く、学生時代は「旅が好きだからCAになりたい」と思っていたりしました。
今の方向性に気持ちが向き始めたのは、留学資金のための飛び込み営業のアルバイト経験がきっかけでしたね。実際に営業を経験して、すごく「ビジネスを動かす仕事」が好きだという思いが生まれて。
ゆくゆくこの「ビジネス」「旅暮らし」の2軸で生活できるようになるためにはインターネット関連のスキルを身につけるのが最適だと考え、新卒でITメガベンチャーのサイバーエージェントに入社して、営業や新規事業部の仕事を経験しました。
そこから、どういう思いで独立されたんでしょうか。
そもそも組織に縛られるのが苦手で、いつも自分の好きなことを自由に選びたい性格なのと、前述の二軸は持ち続けていたので、「独立したい」という思いは自然と抱いていきました。
しばらくは「まだ会社でできる、学べることはあるんじゃないか」という思いと責任感から一生懸命、それこそ一時は社畜のように(笑)、働いていたんですが、やっぱり「今の会社の仕事が心から好きとは思えない」という自分の本心に気がついたタイミングがあったんですよね。なんというか、「お金が入らないとしたら多分私はこれやらないだろうな」…って。その時、会社をもうやめようというふうに決意しました。
独立の選択は正解でしたか?
私とって独立は、理想の人生を追求するための正しい努力ができる環境に飛び込むという選択でした。
振り返っても、本当に独立してよかったなと思っています。

常に高い目線で挑戦を。前進を続けるはるなさんが次に目指す場所
次に見据えているステップはどんなところですか?
これもスクール事業に関してになるんですが、DeLifeの受講は定員制で、人数がかなり限られている状態なんですよね。
同じようにフリーランスとして活動し、案件を振り合う仲間のできる濃いコミュニティにしていきたいという意図からこの体制にしているんですけれど、例えば前回の募集でも300件以上の応募から数十人にまで絞らないといけないという状況で。
頑張りたいと思っている方をふるいにかけることは本当はしたくないので、どのような方法になるかはまだわかりませんが、興味を持ってくれる方の熱意にもっと応えられるよう、運営方法を改善していきたいなというのがありますね。
本当に想いを込めてスクールを運営されているんですね!これからますます盛り上がるのが楽しみです。
ありがとうございます!
あと興味のある事業にはどんどん挑戦していきたいなと思っていて、DeLife関連以外で次のステップとして描いていることだと、私自身が旅暮らしをする中で不便だなと思うことにフォーカスして、それを解決できるようなグッズだったり、旅で使えるプロダクトに特化したブランドを持ちたいという構想があったりします。
領域にとらわれず、多彩に活躍されていく姿が目に浮かびます!
あとは今、Web制作事業の法人の立ち上げの準備もしていたりします!
\会社設立しました🎉/
— はるな@旅する起業女子✈️ (@haru0127x) June 15, 2021
本日6月15日に「株式会社STARTY」を設立しました!Starry と Start をかけて、「輝かせ始める」をいう意味を込めています。スクール経営や制作、マーケティング事業を通して、ダイヤの原石である個人や企業を輝かせ始めるための価値提供をめざして。よろしくお願いします☺️! pic.twitter.com/nZvis6OHP1
取材後、2021年6月15日に株式会社STARTYを設立
今まではずっと、個人またはごく少数のフリーランスの集まりとしてWeb制作を請けていたんですが、徐々にお仕事の相談をもらうことも増えてきまして。
制作の手段も、今までの WordPress やShopifyがメインだったところから、それこそSTUDIOさんでできないかみたいな案件も増えていたり、幅が広がってきたんです。
こうしてありがたいことに需要が高まる中、私が個人でやれることの範囲にはやっぱり限界があるので、これから個人ではなくチーム、組織として、幅広い条件下でいいものが作れるような仕組みづくりに取り組んでいるところです。
前向きなエネルギーで、是非どんどんはるなさんらしく突き進んでください!

違和感には正直に。その時々の自分を信じて、さらに理想を追い続けたい
仕事をする上で大事にしているマイルールはありますか?
ひとつ決めているマイルールは、「嫌いなこと・違和感を感じる仕事をやらない」というものです。
例えば、金銭面ですごくいい条件のご相談をいただいたとしても、事業内容が本心で応援できなかったり、担当者さんとの相性がどうしても合わない、ということもありますよね。
独立したての時は、それこそ仕事が欲しくて、そういった依頼も受けていたんですけれど、そうするとその時間がストレスだったり、「良い仕事をした」と誇れなくなってしまったことがあって。
そして、結局そうやって得たお金って、使ったとしても忘れ去られるようなお金になったなと思うんです。
なので今はもう、自分が情熱をもってできること・本心でやりたいと思える仕事しかしないと決めています。
仕事への向き合い方も含め、今の暮らしは理想の暮らしと言えますか?
そうですね。今の時点では理想と言えるかなと思います。
ただ、私結構理想が高いというか、今の暮らしにもすごく満足してるし、その中で幸せを見つけるのは得意なほうなんですけれど、ここで満足せず、貪欲に可能性を広げ続けていきたくて。
例えば現時点での理想は達成できたから、次はもうちょっと頑張って、じゃあ今度は海外に目を向けて、南国リゾートで2ヶ月暮らして、次は違う国に気が済むまで滞在して、というように、都度一つレベルアップした理想を追いかけようと思っています。

「人生でこれは達成したい」ということはありますか?
結構意外と言われるんですけれど、現時点でこれといったものはなくって。
「ハワイに別荘持ちたい」とかはありますが、あくまで1つのマイルストーンであって、最終目標ではないんですよね。
例えば5年後に何してたいかっていうのを、今の時点で想像できちゃってるのは嫌なんです。逆に今の私の生活は、5年前の自分には想像もつかなかったですし。
5年後には5年後の、おばあちゃんになった時はおばあちゃんの私が、その時々「やりたい」と思うことを素直に選択し続けていたい。そんな自分でいられるように努力し続けようと思っています。
今後も理想を追いかけ続けるにあたって、何かSTUDIOがお手伝いできること、STUDIOに期待することはありますか?
ひとつ思うのが、STUDIOさんには今後、機能面よりも、もっと海外展開していただけたらすごく素晴らしいなと。
というのも結構私、海外の方とも仕事する機会があったり、今後も世界一周しながらサイトを作るつもりなんですけれど、まだSTUDIOは海外では知られていなくて。
代わりに似たようなツールを指定されることもあるんですが、個人的には「もうそれならSTUDIOでやらしてよ」って思うぐらいだったりするんです(笑)
なので、海外でももっとメジャーなツールとして広まって、私も世界中の案件でSTUDIOを使って納品していくみたいなことができたら最高ですよね。
世界中でSTUDIOを使って自由に暮らせる未来が訪れるよう、私たちも引き続きがんばりますので、ご期待ください! 本日はとても楽しいお話をお聞かせいただき、本当にありがとうございました!

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杉野 遥奈
Sugino Haruna
大学時代に41カ国をバックパック旅経験後、サイバーエージェントに入社。 広告企画営業と新規事業の責任者を経験後、旅暮らしを叶える為に25歳で独立。 Webデザインスクール「DeLife」の運営やWeb制作事業を行いながら、 拠点を持たずに旅暮らしをする「旅する起業女子」として自由な生き方を発信中。
https://harunasugino.com/