女性のクリエイティブと可能性を、 STUDIO×SHEが解放する
"STUDIOは本当に感覚的に使えるので、デザインの楽しさにすぐに出会える。勉強しなくてもいいから、最初にSTUDIOを触ってみてほしい。"

嶋田花織 / 阿部雅幸
KAORI SHIMADA / MASAYUKI ABE
"STUDIOは本当に感覚的に使えるので、デザインの楽しさにすぐに出会える。勉強しなくてもいいから、最初にSTUDIOを触ってみてほしい。"

嶋田花織 / 阿部雅幸
"STUDIOは本当に感覚的に使えるので、デザインの楽しさにすぐに出会える。勉強しなくてもいいから、最初にSTUDIOを触ってみてほしい。"

嶋田花織 / 阿部雅幸
KAORI SHIMADA / MASAYUKI ABE
「可能性を解き放とう」。 そんなコンセプトのもとにキャリアスクールを展開、累計6万人もの受講生を持つのがSHE株式会社が運営する「SHElikes(シーライクス)」だ。 ユニークなのは、WebデザインやWebライティングなど、PCひとつで働けるスキルに特化していること。 そして何より“女性向け”なことだろう。 ライフステージの変化でキャリアチェンジを余儀なくされがちだった女性たちの“可能性”を解き放つための武器を与えているわけだ。 そのSHEの世界観を伝えるツールに活用されているのがSTUDIO。さらにこの冬、SHElikesの講座に「STUDIO」を学ぶコースまで新設された。 深化するSHE×STUDIOのコラボレーション。 両者が目指す、共創の目的地とは?
“しなやかさ”を形にする。
「私なんて…」と、誰も思わなくていい世の中をつくる――。
SHEが掲げるコンセプトのひとつが、それだ。
たとえば、日本人の自己肯定感は諸外国と比較しても低いと言われる。とくに女性は、第一子出産後の離職率が約半数と非常に高く、116位と先進国で最低レベルのジェンダーギャップ指数を持つ。結婚や出産などライフイベントをきっかけにキャリアが分断される女性も少なくない。
「そうした女性たちのキャリアの不均衡を解消したい。そう考えて僕らはSHElikesを運営している」と、執行役員でSHEのヴィジュアルデザインの責任者である阿部雅幸は言う。
「SHElikes」は2017年にSHEがローンチした、女性向けキャリアスクールだ。
何かに縛られず、自分らしい働き方を実現する“武器”となりえるWebデザインやWebマーケティングなどの34コースを用意。月額約1万5000円のサブスクリプションで横断的にコースが学べるのもユニークだ。
「『私なんて…』と可能性を閉ざしがちだけど、なにかやってみたい気持ちもある。そんな女性たちを強く後押しするのがSHEなんです。『一人一人が自分にしかない価値を発見し、熱狂して生きる世の中を創りたい』がビジョンですしね」と言うのは、SHEでインハウスデザイナーをつとめる嶋田花織だ。

言葉に熱があるのは、彼女自身が元受講生、当事者だったからだ。
大学卒業後、嶋田は人事や総務などバックオフィス系の仕事に従ついていた。その中で社内広報を手掛けることがあり、情報をビジュアライズする面白さに触れる。「デザイナーの仕事に強い興味を抱いた」という。
嶋田 「ちょうど人生やキャリアに関して『いまのままでいいのかな』と感じていた頃でした。だからってデザイナーになるスキルや経験もない。まさに『私なんて…』と思っていたんです」
そんなときSHElikesと出会った。4ヶ月間、オンラインをメインにWebデザインを学習。仕事との両立は容易ではなかったが、日々、自分の成長を感じる喜びが勝った。同じ志を持つスクール生、またロールモデルのようなSHEのスタッフの並走も心強かった。

いつしか「私なんて…」は消えていた。
SHEのビジョンを体現するかのような嶋田。彼女は、いまデザインを手掛けるうえで大切にしていることがある。
SHEらしさ、具体的には“しなやかさ”を感じさせることだ。
嶋田 「やわらかに見えるけれど、それは社会の変化に機敏に対応して、多様性を受け入れる柔軟性がある。そんなしなやかな女性、生き方がSHEの世界観だと思っているので」
オフィシャルサイトやオフィスに使った「色」はわかりやすい例だ。甘すぎないペールピンクは軽やかに自分を変える“柔軟性”を、そこからグラデーション上に混じり合う深めのグリーンは“意思の強さ”を表す。しなやかな強さを持った、たしかにSHEらしい色だ。
昨年11月、日本橋のKABUTO ONEで実施した「INNOVATIVE WOMEN'S SUMMIT」でも、会場全体を“しなやかなさ”が覆った。
今や実業家としても第一線を走る小嶋陽菜や、「キャリアのパーソナル・トレーニング」という斬新なビジネスモデルで起業したポジウィルの金井芽衣などミレニアル世代を代表する女性起業家やリーダーが登壇したイベント。ポスター、ゲート、スタッフの名札にはオレンジ、赤、紫、ブルー、グリーンが……。多様性を表すカラフルな色を自然に混ぜ合わせて配した。

嶋田 「トップランナーたちの『世界を変えていくのは私たちだ!』という思いは伝えたい。けれど、いろんな多様なものを受容したり、共存するSHEの色も入れたい。話し合いながら、そんな色使い、ロゴをデザインしました」

結果、会場に足を踏み入れた途端、誰しも「SHEのイベントだ」と感じ取れる空気と説得力を生み出せた。1000人以上の参加者の可能性を、やさしく奮い立たせた。こうした“SHEらしい”ビジュアライズの立役者が、元受講生の嶋田なのだ。
「簡単じゃないことをやってもらっている」と阿部は感心する。
阿部 「僕らはいつも『これSHEらしいかな』とむちゃくちゃ話し合ってビジュアルデザインを考えている。ちょっとでも油断するとずれてしまいますからね。ただそのたびにアウトプットされる嶋田のバランス感覚は、本当に信頼できますね」

SHEの柔軟性を拡張する、STUDIOの力。
その信頼を、陰ながらSTUDIOも支える。嶋田が好んで使うツールが、STUDIOだ。前述の「INNOVATIVE WOMEN'S SUMMIT」のLPも嶋田が「STUDIO」でつくった。
嶋田 「まず納期が短かった。コーディングの必要なく素早くサイトがつくれるし、使い慣れているSTUDIOを絶対に使いたいと考えました。しかも感覚的なUIで使い勝手がよく、自分の頭の中にあるデザインをほぼ忠実に形にできます」

たとえばSTUDIOでローディングアニメーションをはじめて作ってみた。「STUDIO」のシンプルな操作性のおかげで、「すっと気持ち良い動きを迷わず作れた」と言う。
実のところ、シンプルなデザイン。しかし例のカラフルな色合わせとローディングアニメの心地よさは、どこか挑戦を優しく促す力に満ちあふれていた。彼女の頭の中にクリアにあるSHEらしさ=“しなやかさ”。過不足無くそれを実装するのに、STUDIOは最適のツールだったわけだ。
阿部 「イベントのワクワク感や期待感を醸成する必要があった。彼女のデザインでまさにそれが訴求できたのかなと。しかも『STUDIO』を使ったことで工数は2日もかかっていない」
結果は目に見えてついてきた。LPのリリース直後、応募が殺到。400人のオフライン枠は12時間を待たずして満席になった。
2022年10月、シリーズB総額18億円の資金調達を実施したタイミングで立ち上げた「採用特設サイト」も、STUDIOで嶋田がつくったものだ。

「これからのSHEビジネスを牽引できる幹部人材層にリーチすること」が命題。「インパクトと力強さは意識して、でも柔らかさとしなやかさも出す」と決めた。
こだわったのは、ファーストビューだ。
「この国の可能性を解放する」とコピーのバックに、数枚の人物を配置。“SHEらしい”グラデーションでからみあうカラフルな色を乗せた。最後まで悩んだのは、女性モデルの「笑顔の口元を映すか」「目を見せるか否か」だったという。
嶋田 「笑顔の目や口元がはっきり見せたほうがインパクトは強い。けれど『楽しさだけが際立ってしまわないかな』『女性だけの印象が強くなりそう』と本当に悩みました。代表の福田(恵里)もまじえてギリギリまで変更と調整を繰り返しました」
ギリギリまで紆余曲折できたのもコーディングなしでWebデザインできる『STUDIO』のメリットだろう。最終的に目をまったく映さず、クールな印象すらあるファーストビューがアップされた。
結果、普段なら採用への応募は圧倒的に女性が多く、男性は3割程度だが、男性応募者が急増。2022年12月には応募者の男性比率が46.4 %と約半数にまで増えた。ギリギリの選択が実った。
嶋田 「STUDIOがあればこその結果だった。本当にスピーディに自分のつくりたい形をつくれる。あきらかに私のひとつの武器になっています」
畑違いの職種からSHElikesでスキルを得て、デザイナーに。そしてSTUDIOを使って、SHEのビジュアルデザインを手掛ける――。
まさにロールモデルといえる嶋田のような存在が、今後さらに増えそうだ。
2022年11月、SHElikesに「STUDIOコース」が誕生したからだ。
より多くの女性たちを解き放つために。

もともとWebデザインがSHElikesの中でも人気のコースだった。ただ、ひとつ課題があった。
阿部 「コーディングでつまずく方が多かったんです。たしかに難しいところがありますからね。ただそのせいでWebデザイナーとしての可能性が閉ざされてしまうのはもったいないなと感じていました」
並行して、STUDIOがSHEでも頻繁に使われるようになっていた。コーディングなしで、感覚的にデザインをアウトプットできる。Webデザインの世界全体でみても、STUDIOがスタンダードなツールとして、存在感を日に日に増していたのだ。
実際、すでにWebデザインをかじっている受講生から「STUDIOを学べる機会があればいいのに…」との声も聞こえていたという。
阿部 「嶋田が手掛けたものも含めて、STUDIOでつくられたサイトを日常的にかなり多く目にするようになっていましたから。しかもクオリティの高いサイトがどんどん生まれている。仕事になるツール、可能性をひらくツールとして、もはや外せないだろうとの結論に至りました」

こうして生まれた「STUDIOコース」。大きなポイントは、STUDIO株式会社が全面的に協力、両社のコラボでコース設計がなされたことだ。
「どういった手順で教えると伝わりやすいか?」
「課題としてのデモサイト作成は、どのような構成がいいか?」
「機能の使い方に誤りはないか?」
企画の初期からSTUDIOと何度もディスカッション。STUDIO社がこれまでユーザーサポートで培った分厚いノウハウと、現場でSTUDIO使ってきたSHEのリアルな知見が重なり合って設計された。
阿部 「初心者の方でも基本的なSTUDIOの使い方から実践を踏まえた応用の部分までを身につけられるコースになっています。講師はすでにSTUDIOで多くのサイトを発表しているプロフェッショナルが担当。そして特徴的なのは、コーポレートサイトとポートフォリオサイトの作り方を通して、学べることです」
オーダーの多いコーポレートサイトづくりのスキルが身に付くとともに、自分の作品を提示してクライアントにアピールするポートフォリオサイトが講座終了後にはできあがる。「STUDIOでこんなサイトをつくれます」と伝えられる。
STUDIOコースを修了したと同時に、プロフェッショナルデザイナーとしての扉が、すでに開き始めるだろう。

嶋田 「ただとにかく楽しんでおもしろがってもらうのが一番だと思います。STUDIOは本当に感覚的に使えるので、デザインの楽しさにすぐに出会える。勉強しなくてもいいから、最初にSTUDIOを触ってみてほしい。興味が出たらSHELikesのドアを叩いてみるくらいでいい。とにかく、一歩踏み出してみると、世界が動き出して、広がる。私がそうでしたから(笑)」
頷きながら、阿部も言葉をつなげた。
阿部 「デザイナーやデザインは特別視されがちだった。けれど、違う。本来なにかを形にしたいと考えた瞬間に、その人はもうデザイナーのはじまり。そんなクリエイティブな気持ちをスムーズにアウトプットさせてくれるSTUDIOは、デザインを民主化してくれるツールなんです。ぜひ多くの方にこのコースで実感して欲しい」
SHE×STUDIOによる「STUDIOコース」が、あなたのクリエイティブと可能性を解き放つ。
「私なんて…」は、もう捨てよう。

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嶋田花織 / 阿部雅幸
KAORI SHIMADA / MASAYUKI ABE
嶋田花織 (写真右) /
新卒から6年間IT企業で総務や人事業務に従事。事務職経験の中で、「情報を正しく伝える」や「複雑な物事をビジュアライズする」ことの面白さに目覚めデザイナーを志す。 2020年夏に「SHElikes MULTI CREATOR PROJECT」のモニターに参加しデザイン基礎スキルを習得。翌年SHEにデザイナーとして転職し、マーケ・ブランディングに関わるクリエイティブの制作やアートディレクションを担当。
阿部雅幸 (写真左) /
2006年にGMOペパボ株式会社へ入社。カスタマーサポートをはじめ広告運用や企画等に従事。2011年にハンドメイドマーケット「minne」を構想し新規事業として立ち上げる。開始から7年でアプリDL数1,000万、利用作家数55万人、年間流通額120億円に成長。2020年に独立後、新規事業立ち上げやアドバイザリーの他、デザインも行う。2021年よりSHEにVP of Experienceとして入社。
https://shelikes.jp/