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MONDO GROSSO・大沢伸一さんの公式サイトに STUDIO が導入された経緯とデザインの佇まいに込めたこだわり

取材:田代 萌 文・写真:Eriko Okada 動画:エンダ(Familect)

"デザイナー自身がピクセル単位で微調整しながら、コーダーに頼らずにそのままデザインを表現できるというところがSTUDIOの良さ"

前原 孝寛

Maehara Takahiro

"デザイナー自身がピクセル単位で微調整しながら、コーダーに頼らずにそのままデザインを表現できるというところがSTUDIOの良さ"

前原 孝寛

"デザイナー自身がピクセル単位で微調整しながら、コーダーに頼らずにそのままデザインを表現できるというところがSTUDIOの良さ"

前原 孝寛

Maehara Takahiro

音楽家、作曲家、DJ、プロデューサーなど、音楽業界で多岐にわたる肩書きで活躍するアーティスト・大沢伸一さん(MONDO GROSSO)の公式サイト&アルバム特設サイトはSTUDIOで作られています。その制作秘話を語っていただきました。

まずはお二方の自己紹介をお願いします。

畠山:エイベックス・マネジメントの畠山敏美と申します。大沢伸一のマネージャーをしています。

前原:フリーランスでクリエイティブ・ディレクターをしている前原孝寛と申します。もともとWeb系出身で、現在はUIやUXのデザインをやったり、広告制作などいろいろやっています。数年前までは外資系の広告代理店で、ブランディングやTV CMをつくるような仕事もしていました。

前原さんと STUDIO との出会いは?

前原:プロダクトハントで一位を取ったというニュースで知って以来、ちょくちょくチェックしていた感じですね。

実は、STUDIOで表に出るサイトを作ったのは、今回の大沢さんのサイトが初めてなんです。今では同時に3つほど並行して他のサイトもSTUDIOで作っています。

サイトの立ち上げ経緯

今回のサイト制作はどういう経緯で立ち上がったものなんですか?

前原:大沢さんとは知り合って15年くらいになりますが、ウェブ制作会社にいた時代に前回のアーティストサイトをデザインさせていただいたご縁で、今回のリニューアルでも大沢さんから幸いにも「また前原くんに」と声を掛けていただいた感じですね。

リニューアルされた大沢さんの公式サイト (https://www.shinichi-osawa.com/)

STUDIO を採用するのに不安はなかったですか?

畠山:僕はSTUDIOのことは全然知らなくて(笑)、前原くんに教えてもらいました。

通常、所属アーティストのサイト制作では、サーバーなども整った系列会社のシステムが整備されているんですが、アーティストも私もあまり面識がない担当部署の方に、業務的にサイトの制作・運用をお願いすることになる場合が多いんです。

サイトを作るときって、機能性みたいなのはもちろん重要だと思うんですが、このアーティストはこういう風にやりたいのかな、とアーティスト自身やスタッフの意向を分かってくれている方とやれた方が苦労が圧倒的に少ないかなと思ったんです。

前原くんは、前回サイトをお願いした以降も、大沢伸一のイベントに来てくれたり、大沢本人とも関係性が続いていて、僕も知りあって長いですし、センスの良さも知っていたので。前原くんへの信頼が後押しになってSTUDIOに決めました。 

前原:今回はコスト面や制作の取り回しを考えたとき、僕ができるだけ一人でやれた方がいいと考えていました。また畠山さんやavexのスタッフの皆さんがニュースを更新されるので、CMSは大前提として必須でした。

この依頼をいただく少し前に、STUDIOでCMSが追加されたというのを知り、だったらSTUDIOでいけるな、と畠山さんにお勧めしました。

サイトの制作スケジュールは?

畠山:去年(2021年)の夏ぐらいに話をして。その年の11月にベストアルバムを発表することが決まっていたので、その直前の9,10月にリニューアルする目標で進めました。

前原:ベストアルバムの次のニューアルバム(2月)では、さらに新しい特設ページを作ろうなど、アーティストサイトのリニューアルスタート時点で、今回のアルバム特設サイトのことまで考えながら制作しました。

特設サイトは作業時間でいうと延べ1ヶ月程度、実際に制作に掛かったのは実質2週間くらいだと思います。デザインよりも運用を考える方が大変でした。たとえば、ある大きな発表があったタイミングでは、その都度サイトの構成を大きく変えるようにしていて、そのタイミングで最も伝えたい情報に対してすぐアクセスでできるよう、コンテンツの並び方には更新の度にかなり気を遣いました。

これまでだったらちょっと無茶と思われそうなこういったサイト運用が、低コストでクイックにできることがSTUDIOの良いところだと思います。

2月にリリースされたニューアルバムの特設サイト( https://www.shinichi-osawa.com/bigworld )

リニューアルから半年ほど経ってサイト運用はどうですか?

畠山:本当にノーストレスです。前原くんが最初に全部組み立ててくれたので、僕は基本CMSだけ触る感じです。僕以外の社員数名にも更新方法を教えてもらって、今では皆テキパキこなしてます。

前原:一度Zoomで画面を見せながら更新方法を説明したら、スタッフの皆さんはすぐに理解してくれて。その後も別件のミーティング中に「STUDIO いいねぇ、楽だねぇ」と良い反応をもらえてホッとしました。

カジュアルな運用や更新を優先したサイトづくり

以前のサイトは WordPress とお聞きしましたが比べていかがですか?

畠山:僕は細かい技術的なところは分からないけど、それでも全然違うなと感じますね。とにかく更新がすごく楽です。画面の見え方というか、選ぶところが少ない(から迷いにくい)。きっと意図してそういう作りになっているんでしょうけど。

前原:前回WordPressで作ったサイトは、結構ガチガチに作り込んでいたんです。ニュースのカテゴリーや、ディスコグラフィーもジャンル分けを細かくしてプルダウンで選択できるようにしたり。カスタムフィールドでかなり細かくカスタマイズして、「さぁこれで何年も使えるサイトができたぞ!」と当時は思っていたんですが、実は日々更新する側はかなり面倒くさいということで(笑)、今回は一旦そういうことを忘れてカジュアルに更新できるサイトを目指しました。そういう点でもSTUDIOを採用して良かったと思います。

更新が楽になったとのこと、他にも影響はありましたか?

畠山:最近のプロモーションのやり方として、出せる情報はどんどんニュースとして出していくんですね。話題を絶やさないように。中には、10分くらいですぐに出さなきゃという場面もあったりするんですが、そういうシーンでの労力とか苦労が全くなくなりました。簡単に次々だせちゃう。

前原:過去にCMSを開発する側の大規模なサイト構築の仕事に携わった経験もあるのでCMSについては人よりかなり理解している方だと思っているのですが、STUDIOのCMSは本当にシンプルで分かりやすく、とても優秀だなと感じます。デザインエディタの UI もそうですが、CMSにもすごく可能性を感じますし、今後もとても期待しています。

畠山:あとは予約投稿ができるともっと楽になりますね。下書きにしておけば投稿するだけなんですが、それでも配信のために一瞬投稿する手間が発生するので。でも、今のところ不満はそれくらいですかね。(※編集注:STUDIOには、2022年5月より予約投稿機能が実装されています!)

打合せはほとんどお二人で?

前原:公式サイトについては、大沢さんと僕と畠山さんと三人で、まさに今日のこのカフェで座って、こんな感じでMacを開きながら打合せしていました。

畠山:あんまり色数は使わない方がいいとか、そういう話をしながら基本的なトンマナを決めていきました。

注)大沢さんがオーナーのカフェ「THE NUTS EXCHANGE」にこのインタビューでもお邪魔させていただきました!

前原:打合せ後はFigmaでデザインを何パターンか起こして、それを直接大沢さんにLINEでお送りしたり。最近、好きなものとかありますか?など、大沢さんとの雑談も含めて色々やりとりした中でヒントを得てデザインの大枠を作って、それをアーティストサイドとして問題ないか別途畠山さんに確認をお願いしたりという感じで、本体の公式サイトの方は制作を進めていきました。

畠山:特設サイト周りは僕と前原くんの二人で進めました。色々アイディア出しましたよね。

デザインのこだわりポイントは?

前原:僕は大沢伸一さんの大ファンでもあるので。普段から彼のSNSなどを見て、デザインの好みや方向性はある程度想定ができていました。なので、華美な装飾とか過度な演出ではなく、シンプルだけど、しっかり上質感があって凛としている佇まいに気を遣ってデザインしました。

ただし、過度な装飾をしない反面、デザイン的にはごまかしが効かないので非常に難しいんですよね。マージンの取り方とかスペーシングとか、それこそフォント選びひとつとっても重要で。STUDIO ではありがたいことにモリサワの豊富なフォントが使えるので、ひとつずつ試しながら、フォントを変えては行間や文字間を調整してみたりと、文字周りはまるで紙モノのデザインのように、フォントとかスペーシングの調整に、大きく時間を割きました。

マージンでは、敢えてマイナスの数値を設定して、擬似的にカーニング(字間調整)のようなことをしたり、目立たないところで小さな工夫をしています。

前原:デザイナー自身がピクセル単位で微調整しながら、コーダーに頼らずにそのままデザインを表現できるというところがSTUDIOの良さだと感じました。

今後別のプロジェクトでは、今回のサイトとは真逆な、モーションをガンガン使ってオブジェクトを動かしたり派手なグラフィックで構成されたようなテイストにも挑戦したいと思っています。

最後に

今後、他アーティストのサイトでもSTUDIO導入の可能性はありますか?

畠山:アーティスト自身がこのデザイナー、この人とやりたい、というのがあれば今後他のアーティストでも導入の可能性はあると思います。今回僕がやってみて、これまでのやり方よりむしろやりやすいくらいでしたし。

前原:今回の特設サイトのように、更新が頻繁で即時性が求められる場合は特に向いてますよね。

このままSTUDIOが進化していけば、もはや僕のようなデザイナーに頼まなくても、畠山さんのようなレーベルの中の人やアーティスト自身が自分でサイトを作ってしまう事例も増えていくんじゃないですか。そんな未来が来るのでは、と今回 STUDIO を触りながら期待を持ちました。

お互いの信頼関係が感じられるあっという間のインタビューでした。貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!

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前原 孝寛

Maehara Takahiro

1980年東京生まれ。音楽業界や音楽配信スタートアップの立ち上げを経て、ウェブ系制作会社でデザインキャリアをスタート。ナショナルクライアントを初めとするウェブサイトやメディアの企画・制作に数多く携わり、iOSアプリ黎明期よりデジタルプロダクトの企画やUI/UXデザインを行う。主な実績にblock.fmの立ち上げやMoneytreeのMaterial Designによるリデザインなど。 IT事業会社の役員を経て、2017年Interpublic Groupグループの広告代理店MullenLowe Group / MullenLowe Proferoへ入社。クリエイティブ・ディレクターとして、外資クライアントを中心に企業や商品ブランディング、CM制作、コピーライティングなど広告クリエイティブ制作全般に携わる一方、デザイナーとして継続してUI/UXデザインやデザインシステム開発などに従事。 2021年2月独立。テクノロジーやプロダクトデザインの知見と、音楽・エンターテイメント業界、広告業界を越境した独自の視点と発想を強みに、新規事業開発やプロダクトデザイン、クリエイティブ制作に取り組んでいる。

https://rbdrs.jp

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