サービスサイト制作の進め方|企画から公開までの手順を解説
村上 悠希
2026.07.03
Updated:2026.07.03
サービスサイトを作ろうと決めてから、実際に公開するまでの流れを整理しました。新規でサービスサイトを立ち上げる担当者や、制作の進め方を確認したい方を想定しています。

村上 悠希
2026.07.03
Updated:2026.07.03
サービスサイトを作ろうと決めてから、実際に公開するまでの流れを整理しました。新規でサービスサイトを立ち上げる担当者や、制作の進め方を確認したい方を想定しています。

サービスサイトを作ろうと決めてから、実際に公開するまでの流れを整理しました。新規でサービスサイトを立ち上げる担当者や、制作の進め方を確認したい方を想定しています。
目的設定・構成設計・ツール選定・デザイン実装・公開・運用の5つのステップで進めると、スケジュール管理がしやすくなります。
サービスサイトの制作は、大きく次の5ステップで構成されます。
目的・ターゲットの設定
サイト構成・コンテンツの設計
制作環境・ツールの選定
デザイン・実装
テスト・公開・運用
順番を飛ばさずに進めることが、手戻りを減らすうえで重要です。特にStep1〜2の設計段階での判断が、デザインや実装の品質に直接影響します。
「サービスを知ってもらいたい」という動機だけでは、ページ構成や優先順位を決めにくい場合があります。サービスサイトを作る目的は、次のいずれかに絞ると設計の判断がしやすくなります。
問い合わせ・資料請求の獲得
認知拡大・ブランドイメージの形成
既存顧客への情報提供・サポート
目的が決まると、どのページを優先するか、どこに問い合わせフォームを設置するかが明確になります。
ターゲットを「20〜40代のビジネスパーソン」のような広い定義にすると、コンテンツの優先順位がつけにくくなります。次のような問いに答える形で絞り込んでおくと、各ページの内容が定まりやすくなります。
このサービスを必要としているのはどんな職種・役職の人か
どんな課題が解決されたときに申し込みを検討するか
すでに競合サービスと比較している段階か、それとも解決手段を探している段階か
サービスサイトに共通して必要になるページは次のとおりです。
トップページ:サービスの概要と問い合わせ導線
機能・サービス詳細:具体的なサービス内容と特徴
料金プラン:価格と含まれる内容
導入事例・実績:実際の利用企業と成果
よくある質問(FAQ):検討段階の疑問を解消
問い合わせ・資料請求フォーム:アクション導線
すべてのページを一度に用意しようとすると制作期間が延びます。まず公開に必要な最低限のページを決め、残りは公開後に追加する方針も有効です。
ページの一覧(サイトマップ)と、それぞれのページに載せる情報を整理しておくと、デザイン・実装の段階での手戻りが減ります。この段階ではデザインツールを使わず、スプレッドシートや箇条書きでまとめるだけで十分です。
サービスサイトの構成項目については、サービスサイトとは?コーポレートサイトとの違いや基本構成・デザイン事例を解説もあわせてご覧ください。
サービスサイトを制作する方法は、主に次の3つです。
制作会社・フリーランスに依頼する:デザインから実装まで一任できます。予算と納期の見積もりを先に確認する必要があります
自社でノーコードツールを使って制作する:コードを書かずに制作・公開できます。Web制作の専門スキルがなくても対応できます
自社でコーディングして制作する:HTMLやCSSなどを使って構築します。柔軟性は高くなる一方、技術スキルを持つメンバーが必要です
どの方法を選ぶかは、次の3点で判断するとスムーズです。
スケジュール:公開までの期間が短いほど、ノーコードツールを使った制作が選ばれやすい傾向があります
社内体制:デザイナーやエンジニアが社内にいるかどうか
公開後の運用:更新や修正を誰が担うかを先に決めておくと、ツール選定に迷いにくくなります
制作会社・フリーランスへの依頼はデザイン品質の担保という点で安心感がありますが、変更のたびに依頼が発生するため、更新頻度が高いサービスサイトでは運用コストが積み上がりやすいです。自社でノーコードツールを使って制作する場合は、公開後の変更を自分たちで完結できるため、対応にかかる時間とコストを抑えやすくなります。
いずれの方法にも合理性があるため、体制とサービスの特性に合わせて判断することをおすすめします。
ノーコードツールによる内製を選んだ事例として、ソニーネットワークコミュニケーションズでは、新規事業「Shpica」のサービスサイト兼LPを、専任のWebデザイナー・エンジニアなしでビジネス職メンバー2〜3名が1ヶ月で内製・公開しています。広告出稿は一切なく、公開後1ヶ月で想定以上の問い合わせを獲得しています。(ソニーネットワークコミュニケーションズの事例)
制作に入る前に、次の点を決めておくとスムーズになります。
ブランドカラーとフォント:サービスのトーンに合ったビジュアル方針
参考サイト:イメージを共有するために、雰囲気の近いサイトをいくつか集める
モバイル対応の優先度:スマートフォンからのアクセス比率を想定しておく
デザインが完成してから実装に移る際、次の点で手戻りが生じやすいです。
フォームへの入力内容の送信先(通知先メールアドレスやCRMとの連携先)が決まっておらず、実装後に仕様変更が発生する
見出しや説明文の内容・文章量が固まる前に実装を進め、実際の文章に合わせてデザインや実装の見直しが必要になる
PC表示を中心に実装を進め、スマートフォンでの確認が完成直前になると、レイアウト崩れの修正に時間がかかる
コンテンツは実装より前に揃えておくと、作業がスムーズに進みます。
公開前に確認しておきたい主なポイントは次のとおりです。
表示確認:PC・スマートフォン・タブレットそれぞれでレイアウトが崩れていないか
リンクの動作:フォーム送信や内部リンクが正しく機能するか
SEO設定:タイトルタグ・メタディスクリプション・OGPが設定されているか
ページ読み込み速度:画像ファイルが大きすぎないか
公開後にコンテンツを追加・更新する担当者と頻度を、制作段階から決めておくことをおすすめします。更新担当が決まっていないまま公開すると、情報が古くなったまま放置されやすくなります。
ノーコードツールで制作したサービスサイトでは、Web制作の専門スキルがなくてもコンテンツの更新が可能です。
掲載したいコンテンツは多くなりがちですが、サービスサイトの制作では「何を載せるか」以上に「何を削るか」の判断がスピードを左右します。情報を絞ったシンプルな構成は、ユーザーにとっても見やすいサイトになりやすいです。
制作を進めるうちに「このページも必要」「このコンテンツも追加したい」という要望が出てくることがあります。最初から完成形を目指すよりも、最低限の構成で一度公開し、反応を見ながら改善するサイクルを回すほうが、結果として質の高いサービスサイトに近づきやすくなります。
サービスサイト制作は、目的設定→構成設計→ツール選定→デザイン・実装→公開・運用の5つのステップで進めるのが基本の流れです。設計段階での判断精度が、その後の手戻りの量を大きく左右します。制作方法(制作会社への依頼・自社でのノーコード制作・自社でのコーディング)の選択は、スケジュール・社内体制・公開後の運用体制を基準に検討することをおすすめします。
広告代理店・SaaS企業を経て、現在はStudioでマーケティングを管掌。
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